週間店長情報 靴を代えたら歩けるように 2022.05.23
靴とのかかわりはグリーンアイズの故森口さんが「枚方の自然食品店に妙な医者が来る。その場で靴の中敷をハサミで作っている」と言う話からです。その店とは取引はありません。
彼から「どうも枚方の土岐さんがこの医師の講演会をするらしい」と聞きました。土岐さんとは顔見知りです。同じ操体法の普及をしている人だからです。土岐さんに電話。「僕 行ってもいいか」と言えば「いいですよ」との返事。講演会は 普通の日 日曜日ではありません。仕事をやりくりして講演会に行きました。土岐さんの操体法の受講生を対象にした講演会でした。
それが足と靴の勉強するきっかけになりました。講師の話を聞いて「俺ってなんにも知らないんだぁ」と思ったのです。講演後 件の自然食品店の店主にも会いました。その自然食品店で毎月1回靴の相談日をしていたのです。店主に「今度はいつか」と聞き見学に行く事になりました。更に見学後、医師に「勉強したい」と言えば「診療所にこい」と言われ診療所に行くと勉強する為の本を数冊紹介してもらい購入しました。
数回靴の相談日に足を運びました。その後診療所の靴の相談日に見学を許されて毎月1回月曜日に行き続けました。医師の亡くなるまで3年以上です。更に医師が中心になって続けていた勉強会ジャパントータルフットケア協議会にも入会。勉強を続けました。協議会は靴屋 装具士 靴メーカー 靴職人 靴下メーカー グッズ販売代理店 フットクリームの扱っている化粧品メーカー エステシャン フットマッサージの店をしている人とかが会員でした。その会員の店とか会社にも見学に行きました。靴下メーカーにも行きました。自然食品店、治療師、整骨師でも知らない知識が沢山あります。靴の中敷の作り方も実地で見学出来ました。中敷は装具士さんが作っています。初め医師は僕の事を「あいつらは 盗みに来ているのだから何も教えるな」とスタッフに言っていたらしい。初めは何にも教えてくれません。誰に何を聞けば良いのか判りません。勉強の為に中敷は高額で買いました。数ヶ月が過ぎた頃から「こいつは本気だ」となったのかスタッフの態度が変わりました。診療所は医師 看護師 事務員 靴屋 装具士がメンバーです。
当方が靴の相談を受けるのは稀です。操体法の講習会を続けていた頃は受講生が靴を持参する事はありました。僕で判らない時は診療所に持って行きました。こうして勉強したのです。
今年の5月の連休は休めなかったので家内が京都に。僕の部屋とか台所の掃除に来たのです。京都駅に着いて出口まで来るのに足が痛く歩けないというのです。困ったことに。僕の部屋にいる時は何ともないのですが外に出てほんの数メートル歩くだけで「痛い」と言う始末。「これでは旅館のアルバイトはとっても無理」毎年1週間ほどバイトを頼まれるのです。どこかに出歩くにしても歩けないのでドライブぐらいしか行けません。
家内は体力があるほうではないです。履いてきた靴はゴム底 これだとクッション性がないので歩き続けるとしんどくなってしまうのです。普通の靴屋で靴を買うしか手がないです。中敷を変える手もありますがここは靴を取り替えるのが一番だと判断したのです。靴屋選びについては装具士さんが出入りの靴屋の靴型では合わない場合タイプの違う靴が沢山ある靴屋にいって靴を買ってきて処方したのを覚えています。車で靴屋を探したら「東○靴なんちゃら」と言う靴屋を見つけました。店に入ってクッション性の高い靴(スポンジ底)を数タイプ選んで「この中から合う靴を選んで」と言い、家内が「これがいい」となり靴下の厚さも考慮して靴を買いました。「これで歩けるなら安いもん。歩けたら信じる」と言うくらい僕を信用していません。
ちょっと広い道路で「あそこまで歩いて往復してみたら」と促して歩き始めました。戻って来て「うそみたい。歩ける。全然痛くない」との答え。歩けるようになったのです。もう少し早くに買ってあげれば良かったと思った次第です。