週刊店長情報 汝の敵は汝自身なり 23 12 26
国産板麩 取扱
現在取り扱っている板麩は店の要望で取り扱いました。オーサワにも出している会社だと言う事でした。でもどうやらグレー商品。当方はグレー商品でも店からの要請があれば取り扱います。代替品が出来た時点で移行するといつも話しています。この間いろいろなところから情報があり今回見つかりましたので取り扱う事に。でも価格が倍近くします。当面両方取り扱います。
汝の敵は汝自身なり
お店に必要なのはスタッフ 仕入先 お客さんです。良いスタッフに恵まれると幸せです。ここでも店主店長の性格が出ます。一番は相性です。新しいスタッフを見るだけで店主の性格が判ります。店主の顔を見なくてもスタッフの顔を見ると採用した人の顔とか性格がわかったりします。取扱商品でも同じ事が言えます。関心のある商品が店主店長で違うのです。コットンお茶パックを取扱始めました。と言っても半分以上の店ではまだ取り扱ってもらっていません。コットン茶パックについていろいろ調べました。不織布キュポラ地言う名前は前から知っていました。昔 写植屋で働いていたころスーパーのチラシの版下作りの時に出てくる言葉でした。セーターとかの生地の成分表示にありました。実際にどういうものかはわかりません。また名前は知っていても具体的に説明できる人はいません。キュプラ地は生地の作った後の切り落としというかクズで作ったものです。くず繭と言う言葉がありますが麻 綿でもでるようです。これを不織布にしたものがコットン茶パックの原料です。これを特殊な糊で接着して商品化しました。この業界では無漂白の紙のお茶パックしかありません。しかも周囲をナイロン ポリプロピレンで圧着したものです。お湯に浸す物なのでちょっとグレーです。コットンお茶パックはどの店も取り扱うのは当たり前だと当方は考えましたが大部分の店は?なのです。理由はチラシを見ても「なんのこっちゃ」と言う人と「見ていない」人とあとはたぶん「ナカショウの言う事なんか信じられるか」と言うアンチナカショウフアン。無農薬のみかんでも「低農薬のこっちの方が美味しい」と言って低農薬のみかんを取り扱っている店もあります。「からみ」とかがある筈です。低農薬までなら許せるとして一般慣行農法野菜とかお茶を取り扱うのはどうかと思います。今当方が問題にしているのは○ソーの三年番茶と北海道の甜菜糖です。でもまだまだです。甜菜糖は除草剤を使っての農法は明らかですが大部分の店はそのまま取り扱っています。大手問屋が扱っているから「大丈夫だろう」と思っているのでしょう。零細な当方だから苦戦しているのです。でも援軍が少しずつ現れています。雑誌キラジェンヌが通販と店でも販売が決定しました。初めは有機JASがついていないとかで紹介は見送られていましたが「代わりがない」状態です。それで当方に話が。と言うか競合はないのです。他の業者がオーガニック甜菜糖を輸入したくても当方の輸出先は他に出さない契約になっているのです。実際売れ始めないとわかりませんが。またネットで探したとか。何かのフェアーで見たとか言って注文が入ったりしています。付き合いのあるオーガニックフォレストの村井さんは「自然食品業界で甜菜糖が不足していると聞いています。ナカショウさんてびっくりです。先見の明があります」と言ってくれました。でもまだまだ苦戦するでしょう。本当ならもうとっくに定番商品になっていなければいけない筈です。こうならないのは店主店長の好き嫌いとか今までの続きでそうなっているのでしょう。商売はマンネリとの戦いでもあります。「あきない」と言うくらいです。当方の取扱商品を正当化するつもりはないです。当方も偏見と我がまま 好き嫌いが多いです。これを取っ払うのは難しいです。方法としては「考えない」事です。「これどうですか」と言われたら「やります」「こんなのが欲しい」と言われれば「探してみます」と答えるといいのです。これが出来ないのは自分の中に最大の「ノー」と言う敵がいるからです。敵は自分自身 汝自身なのです。