週間店長情報 ジャパンライフの山口隆祥は元上司 2019 12 9
「桜を見る会」が話題になっています。税金が投入されているのに首相の地元有権者とかを入場させた事実が判明。私物化しているというのです。その上反社勢力も参加しているとも。出てきたのが「ジャパンライフ」テレビで連日報道されています。山口隆祥(たかよしって読むのです)と言う名前を聞くと懐かしく感じます。何十年も前ですが僕の上司だった人だからです。「おめぇ ジャパンライフの元社員だったんかい」と言われそうですがそうではありません。ごく普通の会社でした。彼にはいろいろ教えてもらいました。当時の僕は20代前半。
ジャパンライフが山口さん代表だと知ったのは数年前。高額な羽毛布団を販売していると言うのが僕の理解でした。福井でジャパンライフ被害者の会と言うのがあることを知りました。羽毛布団ではなく磁気ネックレス。全国で訴訟を起こされているらしい。被害者がでているとの福井新聞。これにはびっくりしましたが被害者が福井市ではなく大野市だったので更にびっくりしました。「大野市に金持ちがぎょうさんいるのだと」福井市でなかったので変な気分。
上司だった頃の彼はいつも「人間性を高めろ」とか「品性を上げろ」又は「豊かな心を持とう」と言っていました。聞けば何となく納得していたのを覚えています。実際にどういうことをすれば人間性を高めることが出来るかはわかりませんでした。何となくいい話だと思っていたのです。
山口さんが教えてくれた本はデールカーネギーの「カーネギー金言集」とかヘンリーフォードの本でした。今でも本屋で売っている本です。これはきっと立派な本でしょう。今の僕には興味は無いです。これらの本は一言で言えば「魅力のある人間になる」事を言っているのです。何をどうしたら良いかのヒントになった本は無能唱元の「人蕩術」でした。この元があるのも知りました。般若心経です。般若心経の菩薩乗 修行の方法「六波羅蜜」の内の布施を説いているのです。いい事をいう人は沢山います。以前小林○観という人の講演会を主催していた知人が「先生はいいことを一杯話してくれます」と。確かにいい話をするらしいのです。僕はへそ曲がりですから「実際は何をしている人」と聞くことにしています。そうすると「講演活動をしている」と聞きました。又「銀座○かん」の社長がいい事を言っているという話も聞きました。話の内容は素晴らしいのですがやっている事には賛同できません。僕の中ではマルチ商法の親戚に思えるのです。
山口隆祥さんから教えてもらった言葉で今も役に立っているのがあります。「責任転嫁をするな」です。彼は「人生は山あり谷あり いい事だらけではない 辛い時もある。そんな境遇にあった時人を恨んだり 会社 社会 政治のせいにしてはいけない」と言うのです。
今年はいろいろありました。中でも一番は「商品代金として支払ったのに商品は来ないし代金も返金されなかった件」です。「そんな馬鹿な」です。最後は「金はないがてんとう虫チョコならある」となったのです。商品代金の変わりに受け取る事に。暑い時期なのでクール便で冷蔵倉庫に入れなくてはいけません。冷蔵倉庫が見つかりません。本当にピンチ。誰彼なく「どこか場所 冷蔵保管してくれる所 知らんか」言い続けました。京都大阪ではこの時期冷蔵倉庫はクリスマス用品で満杯状態。期限は迫っています。寝ても冷めても「冷蔵庫はよう出てこい」でした。
京都では不可能なので福井県滋賀県でも探しました。岐阜県の倉庫会社にも電話しました。でもバツ。お米生産者にもお願いしました。お米生産者が紹介してくれたのは町内のコイン精米所併設のお米保管庫。玄米を預かっているのです。温度は18度。チョコレート保管にはベストだと聞きました。保管庫が見付かり一安心。苦難は更に続きます。売れるかどうか判りません。
賞味期限が12月と3月。商売で初めての経験です。膨大なチョコの量です。1キロ180個4キロ袋27個。現物を見たときは「ほんまに大丈夫かいなぁ」そんな時も「責任転嫁をするな」と言う言葉を思い出します。元上司はあの当時は立派だったのです。今の彼の事は知りません。