週刊店長情報 急成長には艱難辛苦が 27 8 3
金子製麺 全部欠品
伝票作成している31日に 当日金子製麺の工場長の息子さんが亡くなったとのファックス。父親の社長は僕と同じ年代 息子さんは29歳だと聞きました。昨年の訪問時に紹介されました。心筋梗塞後心不全になったと社長が電話に出て教えてくれました。家族葬でするので余計な心配はしないでとも言われました。かなりの混乱が予想されます。ご冥福をお祈りします。
お盆に着いて
来週はいつもの通りです。次の週は金子製麺の17日月曜日配達がお休みになります。18日火曜日は金子製麺が納品出来そうですが今の段階では申し上げらない状態です。
急成長には艱難辛苦が
ダイレクトマーケティングの神田何がしの本に出てくるのですが会社が急成長する時にはいろいろな事が起こるそうです。そう言う会社は頻繁に人が辞めていきます。理由は給料と仕事の量がアンバランス過ぎるからです。急成長で今までのリズムが崩れしまいます。注文が増える事はいいことずくめではないのです。今までの注文の10倍以上が毎日続けてきた場合を想定すると判り易いです。1日2日なら誰でも切り抜けられます。これが1週間1カ月と続くと問題が起きるのです。「こんなに忙しいのに給料上げてくれん」「休みがないのは辛い」なんて言う不平が社員から出てくるのです。これを新規採用とかして切りぬけます。それでも辞めていく人が出るのです。この時期を切りぬけると力になりそうな将来の幹部というか片腕になりそうな人が育つというのです。ここまでくると一安心となるのですがここから問題が起きると神田何がし。休み返上で働いていたのが「休みが取れるくらい余裕が出てきた」時に起きるのです。それは片腕と思っていた人の造反。片腕が独立。今までの顧客は全部そちらに鞍替えしてしまうのです。これが判で押したように起きるそうです。ここで余裕は無くなり以前と同じ現場に社長が復帰。今まで片腕に任せていた仕事を自分がすることになるのです。これが悪いことだとは言いません。片腕がいた為に物が言えない雰囲気が出来ていたのです。ここから新たな成長が始まるらしい。この時に次の片腕になりそうな人が現れるのもいつものパターン。独立した片腕が上昇気流に乗れば独立した意味があるのですが今までのお客だけの営業はじり貧が普通だと。これも判で押したように同じだと神田何がし。美容業界では昔は頻繁に起きていました。今は独立を志す人が皆無らしい。神田何がしはコンサルタントです。数十社数百社のコンサルタントを引きうけています。売り上げアップのコンサンタントですから指導を受けた会社はみんな急成長します。その後の展開を眺めているといつも同じパターンになっていくと言います。それ以外にもいろいろな事が起きます。家族間のトラブルとか御不幸、その他 商売が急成長する時に起きることをいろいろ書いています。「こんなことなら急成長しなけりぁ良かった」と思っても後の祭りです。急成長した時の対処法も書いてあります。実際に起きないとピンときません。だって大部分の店は「そんなふうになったらいいなぁ」って思っている筈ですから。神田何がしは毎回同じ事が起きるので対策を考えたのです。我々から見ると贅沢な悩みです。当時者にとっては大変なことです。それまでは「どれだけ注文が来ても頑張る」と言っていたのです。それが実現すると胃の痛い事が次々と起こってくるのですからたまりません。急成長した時に起きる難題を減らす為に成功者とか大富豪がしていることがあります。これについてはいろいろな本で紹介されています。だったら初めから成功者とか大富豪のしている事を真似るのがいいのかもと考えます。そんなに難しい事ではないです。でも実際は誰も実行出来ません。「なってみて初めて判る」からです。神田何がしの本は本屋にいけば見つかります。皆さんのお店のお知らせを書くときにかなり参考になります。急成長には艱難辛苦が待ち受けているのです。