週刊店長情報 棚田のお米は美味しい? 23 9 5
週刊むしのしらせで毎週発行してきましたが「やっぱり 店長情報がいい」と言う人が数人。ホームページを見ている人がいるのも知りました。この手の文章はほとんど読まれていない筈だと思っていましたがそうでもなさそう。それで戻すことに。
先週の月曜日の配達は出来なくて全部送りにしました。間違いも出ています。大変ご迷惑をおかけしました。こんなことはそうそう頻繁には起きないと思っています。
まこもパウダーサンプルを配布しましたが判らない人が続出。免疫力アップ 除染効果も期待できるとか。風呂に入れればまこも風呂に。お湯で薄めて飲むのが一般的です。これを甜菜糖の中に入れて「グリーンティまこも」なる物の商品化を検討。更に飴に混入してまこも飴といけそうです。価格等を検討して商品化になるかも知れません。
棚田のお米は美味しい?
日本は平野部が少ない為昔からだんだん畑が多い国です。お百姓さんの高齢化で棚田もだんだん少なくなっています。「日本の棚田を守ろう」と運動している人たちがいます。大部分の人たちは棚田の持つ有効な点を強調しています。もし棚田の米に本当に美味しいのであれば手作業でも価格が高く売れるコメだと採算が合うかも知れないのです。ここでただ美味しいと言うだけではだめでしょう。皆さんの店で販売されている物だってただ「美味しい」と言うだけでは言いわけが無い筈です。ちゃんと理屈で説明できないといけない筈です。棚田の近くに大きな川はなさそうです。小川は湧水で水田の水を賄っている筈です。しかも急斜面です。水の流れも速いです。これは平野部にある水田と比べた場合です。簡単にいえば棚田は水はけがいいのです。水はけがいいと果樹だって甘いものが出来ます。和歌山の荒川地区の桃が美味しいのは水はけがいいからだと故瀬藤さんから教えてもらいました。鳥取の砂丘近くで栽培されている梨が美味しいのも同じ理由からでしょう。平野部は水はけがどうしても良くないのです。棚田の水が伏流水だとミネラル豊富ということも言えます。ワサビ田だって水の流れが速いです。ここでは急速濾過です。緩速濾過は水の流れが遅いのです。その上で天日乾燥にした米だと更に糖度がアップしそうです。しかも作り手がだんだんいなくなっているのです。「幻の棚田米」として売り出せば高い値段がつくかもしれません。しかも生産者特定。なるべく手抜きのきらいな生産者だと更にグッド。大量生産できないため生産者一人で1軒の自然食品店での販売量しか確保できないです。こんな商品をこれから探し出して販売したい物です。これだと大手が来ても大丈夫。誰にも真似が出来ないのです。当方でも同じことが言えるのです。