週間店長情報 少子高齢化対策 30 4 30
日銀の黒田総裁は「2%インフレ目標達成の為なら何でもする」と言って総裁になりましたが達成出来ていません。目標達成延期 更に延期その上にまた延期「必ず達成する」と言い続けています。今は達成時期を削除。2年以上経っても達成できていないです。あっさり「達成不可能」とギブアップすればいいのに金融緩和を続けています。ダメと判れば次の対策を打てるのに。従来の金融政策が役に立たない事ははっきりしています。お金を市場にたくさん出せば企業が使ってくれてインフレになるはずですがそうならなかったのです。
評論家の長谷川何がしは「大きな戦争が起きない限りインフレは起きない」と10年以上前に言っています。彼は「平和はデフレ」と看破。その通りになっています。戦争も平和も技術革新が起きます。その方向が違うだけらしいです。戦争時の技術革新は兵器になります。平和時の技術革新は生活用品の生産で起きます。今までより安く出来たり早く出来たりします。結果 物の値段は下がり続けるのです。非常に判りやすい話だと思いませんか。
今後もインフレは起きないと考えるのが妥当でしょう。その上少子高齢化。更に団塊の世代が現役を退くのです。早い遅いは置いといてあと10年でそうなるのです。団塊がいなくなって働き世代が急激に減少するのが現実になるのです。
その上高齢者人口増。寝たきり老人が沢山増え続けるのです。医療費は青天井に膨れ上がると予想。これも確定事項でしよう。そうなると物の値段は上がらないし人口減少で景気も良くならない。所得も増えないというのが大部分の考え。誰でも納得できる話です。「未来は真っ暗 夢も希望も無い時代がやって来る」と考えている人が大半です。
はっきりしている事があります。労働人口減少。きっと賃金は上昇します。サラリーマンには良い事です。経営者は大変ですが。今までと同じ生産性を維持するだけでは赤字になるのです
ロボットの活用とかロボットスーツ 介護スーツが活躍しそうです。今はロボットホテルでとどまっていますがいずれ全産業に広まっていくでしょう。労働集約的仕事から広まりそうです。
自然食品業界も例外ではないでしょう。今まで高値で販売されていたものが半額で製造できれば安く販売できるのです。対策は値下げかそれ以外の付加価値をつけての販売をするかです。
今まで3人でこなした仕事を2人でこなす必要があるのです。辞めたスタッフの補充はしないで時給給与の引き上げで乗り切るのです。これだと今までの売上げでやっていけます。スタッフはそのままで時給給与を引き上げる場合は対策が必要です。売上げアップを目指す場合については何回か話している圧縮付加法が有効。簡単なのは今より広い売り場にひっこしして在庫とアイテムを増やす方法でしょう。売り場が広くなると作業も増えます。仕事を合理化して今より少ない時間でこなす工夫が必要です。その上経費削減も必要。
高額品だったものが安く製造されて市場に出回る事が頻繁に置きそうです。この場合今までの商品にしがみついてはいけないのです。何とか売り続けたいと思ってはいけないのです。
今取り扱いの商品を安く提供できる方法も検討する必要がありそうです。品質は落とさない又はアップさせて。対策はより高品質アイテムをPB又は独自品を開発製造する事でしょう。独自品は競争相手がないのです。当方もオリジナルアイテムを増やしていきたいのです。ネックは製造ロットです。今のところ力不足。新規取引先を増やす必要があります。
逆に言えばチャンスかも知れません。今までの仕組みが変わるからです。今まで取扱っている商品又は店に置いてある商品のグレードアップとかを考えればいいのです。知らないものを取扱うより今店を見て提案できるものを一つずつ改良していったほうがいいのだと見ています。
少子高齢化対策は時給 給与の引き上げから始まるのです。今から準備 まだ間に合いそう。