週間店長情報 見分けの付かない心的障害者 2023.06.05
長野県で痛ましい殺人事件が起きました。犯人は若い人です。父親は市会議長、母親もフラワーアレンジメントの先生(記憶が曖昧ですが先生には間違いなさそう)元気な母親のイメージです。夫婦とも大活躍の様子。こんな夫婦の子供は大変だと思います。これはぼくのひがみ。
親は多少馬鹿なほうが良いと言うのが僕の考え。僕は家族には全く信用無いです。子供達は「お父さんって何にも考えていない」と言われています。その為僕に「あれして」とか「これして」とか言いません。困った事がおきると子供達に相談するのが僕。賢い親だと子供が頼ってしまうのです。賢くて人当たりも良く廻りからの信頼が厚い、その上稼ぎが良い親だと「もっとよし」です。長野県の両親は社会的にはすばらしいです。生活にも困っていない一家。これで子供もしっかりしていれば鬼に金棒です。それでは面白くないと神様が考えた?のかも。
「かしこ」と「かしこ」は結婚してはいけないというのが僕の考えるバランス。「パー」はいろいろ努力して「かしこ」と結婚するのがバランスです。美人美男子が結婚してもいけないのです。
取引先もそう。良く買ってくれる取引先ばっかりではいけないのです。良い取引先とそうでない取引先がセットだと考えると良いのです。「裏と表は大きさ同じ」なのです。
長野県の殺人犯は特別に狂気じみていないように見えます。やーさんのような人ではないです。普通に言えば「ひきこもり」です。引きこもりの人が殺人したのです。誰も予兆は感じなかったのです。「あいつ いつかは事件を起こしそう」と判っていれば周囲が警戒するでしょうがそんな兆しが見当たらないのです。知的障害者とか乱暴な人と言うのは誰でも判りますがそうでない人「何か変な人」と言うのはジャンルが無いのです。大学も卒業して仕事をしている人だと区分けが出来ないのです。そういう人が私達の周りにいる可能性があるのです。ほとんどの人は「まさか」状態。
僕の周りにもいます。初めは「普通の人」だと思っていました。僕の操体法の30年前からの受講生です。春になると引きこもりになると聞きました。2ヶ月ぐらい続いてその後は普通に仕事が出来るのです。職業は大工でした。大工を辞めて郵便配達夫になりました。それも辞めました。理由は「上司に嫌がらせされた」のです。彼の就職を手伝った事があります。付き合いのある作業所で使ってもらえるかお願いしました。所長は「彼は心的障害者。普通に仕事が出来ます。ただいつも声をかけ続ける人がいる必要があります。あなたがその役をしたら」と言う事でした。その後ガスの検診員になりました。7~8年続きましだが突然解雇。会社が検診の入札に失敗して彼の担当地区の仕事がなくなってしまったのです。3ヶ月ぐらい引きこもり状態に。僕らのボランティアにも時々参加してくれました。これが大変です。彼が来る時は昼の配達は全部発送にしてボランティア終了後に喫茶店で彼の話を聞きます。僕は操体法のしぇんせぇですから。「明日行きます」と言っても来ない場合もあります。連絡もありません。数回続くと普通の人は信用しなくなります。話をしていると普通の人です。その為実の兄弟も相手にしません。病気だと誰も思わないからです。こういう人を「心的障害者」と言うらしい。長野の殺人犯もきっとそういう人でしょう。たまたま僕の受講生がそういう人だったので判るのです。今もたまに携帯に電話があります。操体法のアドバイスを求めてきます。当方の取扱商品を注文する事も。ある時注文した靴を送ったら「長期留守」との運送屋からの連絡で返送されました。2年後ぐらいに連絡があり「病院に2~3週間入院していた」と言うのです。2年とは言いません。その間彼と同じ宗教を信仰している美容師に同じ宗教仲間の彼の兄弟に連絡してもらうようお願いしました。
今は生活保護を受けています。精神科の薬を飲んでいます。仕事はB型支援の作業所に勤めています。1ヶ月の収入は8000円。家賃は4万円ぐらいの単身者用マンションに住んでいます。普通の人では心的障害者は見分けられないのです。