週刊店長情報 船井流経営法 28 2 29
りんご価格について
通常品が無くなりました。昨年の台風並みの風の被害の影響。加工用はあります。加工用ではなく見た目がよくないものしか提供できないとのこと。価格はSサイズに値下げして販売を続けます。
砂糖の見通し
ズーと欠品近々日本到着予定。3月初旬に出荷開始見込みです。
船井流経営法
船井総研の創業者船井幸雄先生が昨年1月に亡くなっていた事を知りました。30年以上前から先生の本を読んでいました。講演料1万円の講演会にも足を運んだ事もあります。本は30冊以上買って読みました。ここ10年以上は全く買っていません。本屋で立ち読みする程度です。有名なのが「包み込み理論」競合店の販売アイテムを全部調べて自店にない物を全部取扱その上競合店の置いていない商品も置くと言う方法。大きな店の取る手段です。小さな店はランチェスターの一騎打ち1対3の法則。大きな店に包み込まれない方法です。相手の一部門を在庫とアイテムを3倍以上にする方法です。後は長所伸展方が有名です。この長所を伸ばす方法が当方の関わっている操体法と同じです。これが気にいっていました。船井流が自分の商売に役に立っているかと言えばノーです。美容室では全く役に立ちません。理由は人に客がつくからでしょう。自然食品店でも役に立ちません。大きな店は小さな店を意識していません。意識しているなら大きな店から当方に取引依頼がある筈ですが全くありません。実際に船井流が必要なのは薬局化粧品店です。薬局はメガドラッグに太刀打ちできないからです。問屋の営業もほとんど行きません。自然食品店では大手問屋が全く来ないと言う店はないでしょう。いや あるかも。そんな店は極端に仕入れが少ないからでしょう。船井先生の本でいろいろ勉強しました。切手張りの実験とか。10人に切手張りをさせて一番早かった人のやり方を遅かった人に見せて早く出来る人の方法でさせるとかなり早くなるのです。これって商売に当てはめると「モデル探し商法」です。自分の店と同じぐらいの大きさで成績のいい店を探して真似るのです。皆さんの店でも実行出来そう。プレゼントをするとどうなるかと言う実験の結果も紹介されています。プレゼントを続けた人としなかった人が別別のアドバイスをした時どちらの話を信用するかと言えばプレゼントをしている人の方を信じるのです。たとえ間違っていたとしてもそうなるという結論。釣銭を多めに渡すと言う実験も興味深いです。多めに渡した店の売り上げが増えたといいます。この実験で判るのは「みんな得をしたいのだ」と言う事です。店も人も何か理由をつけてプレゼントとかサービスをしまくるといいのです。「そんなことを言ってもウチはあげる物が無い」と言う人には「無財の七施」と言う方法があります。物でなくてもいいのです。お金を使わないサービスの方法は一杯ありそうです。一言でいえば「店の魅力は与によって増え 求によって少なくなる」のです。無能唱元という坊さんが本で書いています。本の名前は「人蕩術奥儀」判り易いです。誰でも出来る筈ですが実行している人 店は少ない模様。昔から坊さんが言い続けている話です。実行出来ないのは「本当にそんな風になるの」と言う疑いの眼があるからかも。又は手本が無いからかも知れません。いや手本なら一杯あります。実例もあります。聞けば誰でも知っている会社もあります。皆さんのように商売に熱中している人には「そんな暇はない。ウチは忙しいんじゃい。生活がかかっているんじゃい。仕事は遊びでは無いんじゃい」言われそうです。船井先生がこんな話をするとみんな「ふん ふん」と聞くでしょう。えらい先生とか有名な人が言わないと効果が無いのも事実。昔の仲間で坊さんがいます。講師料相場は27万円。その講演を聞いた人が「あなたの話は○○坊さんと一緒」と言われた事があります。僕の話は信用できないのです。「偉くならんとあかんのかいなぁ」僕には難しい相談です。