週間店長情報 合法裏金って必要? 2023.12.11
政治資金パーティでの裏金騒動が治まりそうにありません。国会議員がパーティ券の割り当て枚数以上に販売した金額のキックバックが問題になっています。沢山売れる議員と売れない議員がいるのです。売れない議員は自腹を切っているのでしょう。沢山売れる議員は出世します。パー券が売れない議員は出世が難しいのが現実。議員さんは大変です。政治家として政策を実現する前にパー券を売る実力が必要です。政策通とか言われていてもその前に集金能力が必要なのです。政党とか派閥とかは組織を維持するのにお金がかかるのです。
これってセールスの世界と同じです。保険のセールスマンが自腹を切って「てんぷら」を打ちます。マージンのつく回数まで払って解約するのです。それかあとの新規契約で差し替えをしたりするのです。郵便局とか農協でもテンプラはあると報道で知りました。セールスの世界では成績優秀者は海外旅行とかのご褒美があるのです。報奨金制度もあります。これってキックバックの親戚みたいです。バックマージンもそれに似たようなもんでしょう。
議員報酬とかで賄えられればいいのですが議員活動をするのにはそれでは足りないのでしょう。今の仕組みが代わらない以上はずっと続くと思っています。生活の為にお金が必要なのと同じです。毎月必要なお金が報酬より多いからです。
結婚して生活をしていくのと似ています。子供が出来る事から生活に必要なお金が毎月必要になってくるのです。人柄が良いといっても生活に必要なお金を稼いでくれる人であることが条件になります。誠実だとか人柄は一番だけでは生活出来ないのです。
商売の世界はどうでしょうか?儲かってしようがない会社は節税とかだけでなく税金で取られるくらいならいろいろな経費を使うという経営者もいるらしい。広告宣伝費にお金を使うのも税金対策だと聞きました。大企業は税理士とかついているのでガラス張りのはずですがパー券を買うのは大企業です。これも税金対策かも知れませんしロビー活動かも知れません。大企業の利権は政治がらみが多いのです。政治がらみの利権は官庁とか議員さんとの付き合いが欠かせないのです。経団連が毎年献金するのは理由があるのです。何も魂胆なく寄付はないのです。医師会だって何であれほど寄付をするかと言えば診療報酬改定に献金は威力を発揮しているのです。
大企業は政治がらみですが中小企業はそこまで関係がないです。普通に商売をしていてウハウハ状態の店とか会社はあまり知りません。そういう人とか会社はそういう顔をしていないのかもしれません。黙っている人がいるかもしれません。
以前「裏帳簿の勧め」という本を読んだことがあります。税理士が書いた本だと記憶しています。税理士によると商売をしているとどうしても表に出せないお金が必要な場合が出てくるというのです。そんな時の為に「裏金」です。裏金と言っても法律に違反しない合法の裏金です。
裏金って悪いイメージがありますが合法的な裏金作りもあるのです。その本では具体的な方法が書かれていました。報酬を多目に取って多い分を裏金に回す方法だったと記憶しています。誰でも出来る方法だと思います。報酬で税金は払っています。一言で言えば自分の給料の一部をへそくりにして表に出せないお金が必要になった時に拠出するのです。
「ウチは全部ちゃんとしている。税金のごまかしは無い」という店、人がいます。ごまかしをしなくても商売がやっていける店です。自分の資金が充分あると少々の赤字でも平気です。
という僕は裏金を作れるほど資金がありません。いつも資金繰りで汲々しています。税金は払った後現金は残っていません。黒字の筈ですがお金不足が現状です。消費税は毎年計算途中で投げ出してだいたいの予測で支払い、後から税務署から「こちらで計算した結果○○不足」と連絡がくると分割支払いで納付するのが近頃です。合法裏金が作れるようになるのが目標です。