週刊店長情報 米作より有望?まこも栽培 25 10 13
まこもたけは今が収穫真っ最中。一年中で一番忙しい時期です。ほとんど毎日のように収穫しています。イネ科ですがコンバインで一気に収穫となりません。根茎の大きいのを手作業で収穫しています。水は張ったままです。「水を抜けば作業が楽」と言うと「このままの方がいい物が出来る」と司辻さん。今はいろいろな実験段階らしい。真空パック 冷凍保存いろいろやっています。冷凍とか真空パックは有望みたいでいずれ一年中販売出来るかもしれません。葉はパウダーにして健康食品として販売しています。これをお風呂に入れてまこも風呂という使い方もありますが司辻さんとしては食品として定着させたいようです。飴に入れてまこも飴にしたたり 団子 カステラ等に入れた物が地元の店で販売されています。この時期は新聞テレビにかなり取り上げられています。福井県がバックアップしているのです。米に代わる転作作物として期待しているのです。お米は米だけですがまこもは捨てるところがないです。作業はお米栽培より簡単かも。無農薬で作っていますがこれもその気になれば誰でも出来るでしょう。販路の確保が今後の問題です。他府県でもやり始めているのですから。栽培技術は道半ばの模様。先日も訪問の時「全部を刈り取らない」と言うのです。そうすると来年の苗が出来るので苗植えの必要がないらしい。田植えがなくなると農作業がほとんど必要なくなる筈。「昨年交通事故で追突されて作業が出来なかった。それでこれを思いついた」と。水が張ってあるといのししが入れない。入ってもぬかるみでは根茎を食べたくても滑ってしまうらしい。圃場に入ってきてもほうほうのていで逃げていく。後は除草の問題だけです。これも解決するでしょう。除草作業しなくてもいい技術があるのです。以前「ロジカルな田圃」と言う本で知りました。皆さんに紹介した事があります。雑草退治は方法二つ。雑草の種類が二種類あると言った方が正しい。一つは水に強い雑草です。もう一つは熱に強い雑草。退治の方法は水に強い雑草の場合は火攻め 水深を浅くするのです。浅くすると熱でやけどと言うか生育出来なくなるのです。又熱に強い雑草の場合は水攻め 水深を深くするのです。こうするとやっぱり枯れてしまいます。これを繰り返すと雑草退治が出来るのです。無農薬米栽培の除草は中耕除草方式で大部分のお百姓さんが苦労していると聞いてきましたがこの方法だと誰でも無農薬米栽培ができます。水の深さを調節するだけですから簡単です。田植え 除草不要のイネ科植物栽培は夢が一杯のように思えてなりません。これなら僕のような怠けものでも出来そうです。お米生産をこの方法ですればもっとグッド。その場合刈り取りだけが現行方式ではダメです。大昔のように米のモミだけを収穫するコンバインと言うか刈り取り機が必要です。お茶の刈り取り機が使えそうです。