週間店長情報 怖くて言えない?装具価格 31 3 18
足のギブスの横半分を切って抱き合わせた状態に。「最中」と言うらしい。切った最中を包帯でぐるぐる巻き。これがゆるくすぐに取れてしまいます。巻きなおすのにかなり時間がかかります。PTの人は巻き直すのに30分かかりました。巻きなおすよりパンストのようなもので巻けばいいと思うのは素人考えです。PTも同じで看護師に話してくれました。「そういう物はない」と言う事で幅広のガーゼで巻き直してくれました。幅広のゴム(ガムテープでもOKの筈)で括れば解決のはずですが規則はそうなっていないようです。リハビリは最中を取って行います。初めは底屈と背屈の角度を測ります。本当なら症状の軽い左足のほうが大きく動くはずですが右のほうが可動域大です。不思議。可動域を大きくするリハビリ。これだとリハビリっていう感じがします。可動域を広げるのですから。快とか不快の概念がない負荷を掛けてのストレッチ。「いてぇよう」と言いたいですが痛いのは彼らの常識です。リハビリは痛いとか辛いのが当たり前なのです。「リハビリは辛い」と誰かが言っていたのを思い出します。
装具士さんが出張してきて僕の足型を石膏で作りました。装具作りのためです。以前石膏で手の型作りを教えてもらったことがあります。足については見るのが初めて。福井県では装具士の会社は2社。大阪にある僕が名前を知っている会社とは定期的に勉強会を続けていると聞きました。その大阪の会社事務所で「靴を考える会」が毎月1回勉強会を続けています。
石膏による手の型作りはある目的の為。目的とは「監視の館」構想。放射能測定の館を作りその上の階に「握手の館」を作るという構想。放射能に関心が無くても握手(内容による)握手したい人がいればいいのです。握手する相手になる有名人を探すのは大変でしょう。「いいよ」と賛同してくれる芸能人とか学者その他著名人が出てくる筈と淡い期待を持っています。今は保留状態。
石膏での型作りは見ないと判りません。僕に教えてくれたのは靴の診療所出入りの装具士。石膏の粉ももらいました。その気になればいつでも作れます。皆さんの手を作ることも可能です。「とぅちゃんの手」もありかも。死に掛かっている人の手を作りそのミニチュアを作って葬儀にみんなに配ると言うアイデアはどうでしょうか。これで一儲けと言うのも検討の価値あり?かも。
今回の方法は勉強になりました。手の場合はそのまま手に石膏を塗っていきますが足の場合は石膏をガーゼに絡ませていました。見なくては判らないです。こっちの方が実践的というか現実的です。石膏の量も少なくて済みそうです。紐がいるのは同じです。これもみないと判らない。
ここから本題です。今まで靴の勉強で出入りの診療所で作っている装具靴しか知りません。ここでは靴が装具として保険適用されています。他の病院ではほとんど許可にならない模様。診療所では一人に靴2足出しています。1足はウォーキング用、もう1足はおしゃれ靴です。おしゃれ靴と言っても足に負担の少ない靴です。冠婚葬祭に履いてもまあ様になる靴です。
新規の患者は足を診断。足の症状で病名がつきます。「中足骨 骨頭痛」外反母趾の場合の病名です。病名がつかないと靴を保険で作ることはできません。外反扁平開張足は病名ではないです。痛とかがつかないと靴は保険適用にならないのです。靴を履いた状態でレントゲンを取ります。前後左右とると履いている靴が足に合っているかが判ります。レントゲン写真を撮った後希望すれば靴選びです。靴屋さんがその人の足に合う靴を選びます。靴が決まれば装具士さんが中敷とかソール部に細工を施します。これで装具靴が出来上がり。価格が13万円何がしです。一旦支払って後保険請求すると7割とかが戻ってきます。大阪ではこれが当たり前。これが僕の今までの常識。
福井県でも同じ価格なら納得です。装具士さんが僕の装具価格を提示。4万ちょっとです。「ええっ ウソ 安すぎる」と。装具士さんに尋ねると厚労省の規定で計算するとこれが普通だというのです。値段にうるさい大阪のおばちゃん達がこれを知ったら暴動が起きそう。怖くて言えない。