週間店長情報 過信は禁物 スノータイヤ 2022.01.10
年末は大変ご迷惑をおかけしました。ご注文いただいた練り物が一部欠品になりました。
事の発端は26日の夜8時の練り物製造からの電話からです。毎週土曜日夜に伝票訂正とか追加の伝票を打ち込み後、店長情報とお知らせ等を印刷します。8時ぐらいに終わります。明日の準備が終わってから食事の用意をします。この日も8時ぐらいに全部整った時の電話。練り物製造の担当者から「今日発送できませんでした」と言うのです。「そんな 今になって明日到着の荷物が着かないなんて困ります」と僕「でも製造がおっつかない状態です」明日到着しないと月曜日に納品できないのです。日曜日にも電話して「一体何時出来るのか」と言う当方の電話に「判りません」こんな状態です。いつもなら「追加は受け付けません」と言うのが毎年の事でした。それが「出来ません。発送不可」と言う返事一辺倒。本当に困ってしまいました。
そこで「出来た分を僕が取りに行けばOKか」と言えば「それなら出来た分を用意する」と言うので静岡県まで取りに行く決意をしました。朝1時ぐらいに出れば昼までに着く筈。うまくいけば月曜日に戻って仕分けして月曜日配達の半分ぐらいは配達できるかも知れないのです。
午前1時に京都を出ました。高速に乗ると八日市までしかいけないことが判明。八日市インターを降りて国道を走り始めて1時間ぐらいに雪で立ち往生。坂の手前でトラックが道を塞いで通行不能に。片側一車線の道路、対向車線からも車はほとんど来ません。対向車線も坂の頂上付近でトラックが立ち往生らしい。5時間ぐらい待ちました。朝方「それなら逆に走れば下り坂なのでいけるかも」と考えユーターン。でも雪で滑って下り坂でも走れない状態です。何回も「兄ちゃん(後姿は兄ちゃん?) 押すよ」と言われて押してもらって走りましたが三叉路まで来てこれ以上は無理と路肩に寄せてJAFに電話「混雑していて今前日夕方の分を処理しています。時間の確約は出来ません」ここでも3時間。朝になったので「ひょっとして走れるかも」と思い車を動かしました。今まで「スノータイヤでもダメ」状態だったのが「スノータイヤ」で走れたのです。と言っても止まったら一旦バックして走るという繰り返しです。しばらく走ると又渋滞に。この時朝8時。ガス欠が心配です。エンジンを止めました。ネットで調べると近くのガソリン店は全部閉まっています。年中無休のスタンドに電話を掛けると「ウチは配達していません」とつれない返事。混雑が解消して僕の車がガス欠だとたくさんの車に迷惑をかけます。「何とかせにゃ」思い余って110番通報。「今 どこですか」「分からん」と言うと「JPSで携帯の位置情報を確認する。少し待って」僕の位置が先方に確認できたのです。「近くにスタンドはありません。修理屋ならあるのでそこで尋ねたら」「修理屋にガソリンはおいてない筈」と言っても「我々としては手がない」と言うので修理屋に電話「それなら車で数分の所にスタンドがある。平日なのでやっている」昼すぎています。歩いていくことに。いつもの草履で雪道を30分近く歩きました。スタントまで来て現状を知りました。当方の車の道路は除雪が後回しになっていたのです。「これでは後数時間かかりそう」スタンドでは容器がありません。「違反ですがペットボトルにいれます。前に警察がいるので隠して」これで少しは大丈夫です。寒かったです。自分の車に戻ると近くの車の人が寄ってきました「どうなっている」と僕に尋ねるのです。誰も先頭の事は知らないのです。長時間車をストップしていたので僕の車が動けない状態です。前の家の人が僕の車の周りを除雪してくれました。その人の知人男性も「プラスチックのスコップではあかん」と言って金のスコップで除雪してくれました。ほどなくして対抗路線の車が動き始めましたがスリップしながらの走行です。何台も押してあげました。僕のちゃちなプラスチックのスコップでも「貸して」と言われる始末。動き始めたのは午後5時ごろ。圧雪路を何とか走って帰ったのは9時。無駄な一日を過ごしました。練り物製造にはたどり着けずに月曜日の配達も出来ない状態。これからの冬 過信は禁物ですぞ スノータイヤ。