週間店長情報 異常が許されない社会 2024.02.12
数年前 奈良で操体法の全国大会があり僕は和紙の作務衣で出席しました。旧知の人とは話をしますが誰も僕に近寄りませんでした。「怪しい」と見られたのです。しかも無名。この業界で有名な人は色々な人から声がかかります。僕の知っている○○さんは「先生」と呼ばれて話をしています。普通なら「どちらから来たのですか」とか話をしてくれる筈です。僕の姿は近寄りがたかったのです。これがスーツ姿だと話しかけてくる筈です。「そりゃない」と言われそうですが仙台とか他の地区での大会だとだいたいスーツ姿で行くのでいつも話しかけられます。知らない人でも声をかけるのがこの業界です。まして大部分の人は鍼灸師です。僕は資格を持っていませんが広告に載せたりするので「広告の中のこの業者が僕」と言えば信用してくれるのです。主にミサトッ子の広告を載せます。草履の話は大部分の人は知らないので聞いてくるのです。こういう場での変な格好はバツだと勉強しました。これが自然食業界のイベントだと様変わりです。誰も変な格好だと思いません。フレンドリーに話しかけてくれるのです。
福井県でも同じ事が起きました。僕の雰囲気が福井県の薬局では受けなかったのです。付き合えた薬局は変わった薬剤刺のいる?店でした。付き合えた店は前回の報告の薬局は勉強熱心すぎる薬局の奥さん。もう一人の人はこの薬局と犬猿の中の若い男性薬剤刺の店。男性薬剤師は腰痛で困っていた時に僕の操体法の話を聞きすぐに「やって」と言われて数分の施術でよくなってしまいました。これで僕は信用されたのです。大部分の薬局では信用されませんでした。
今世間で騒がれている諸問題は今まで異常を誰も指摘しなかったのです。息子たちが少年野球をしていた時分も監督が少年にしょっちゅう暴力を振るっていました。甥っ子が高校入学してすぐに野球部のレギュラーになった途端上級生に苛められて退部しました。こんな事が高校だけでなく大学でも当たり前のように行われていたのでしょう。今も起きているかもはれません。宝塚でも先輩が下級生を苛めて自殺となって今大変な騒ぎになっています。理事長は雲隠れ状態だとか。
芸人の問題も結局先輩のご機嫌を取る行為だったのでしょう。やったことが裁判沙汰になったのです。芸人だけではありません。プロサッカー選手も訴えられました。これも一昔前なら「おかまいなし」だったのです。普通に考えると全部異常行動パワハラです。
有名芸能人 プロスポーツ選手はずーとちやほやされて大きくなってきて苛めるのが当たり前のようになっていたのかもしれません。いじめを経験するより苛める方が圧倒的に多かったのでしょう。いままで何も問題にならなかったのでこれからも大丈夫だと思っていたのです。
ジャニーズの問題が出てから一気に膿が出てきたのです。今まで何十年も当たり前のように繰り返されてきた問題が許されない時代になってきたのです。有名人が好き放題に振舞っていい時代ではなくなって来たのです。
同じような事は政治の世界でも起きているのです。今まで当たり前のように裏金を作って政治活動に使っていたものが問題になっています。政治にお金がかかるという考えが通用しなくなったのです。会社経営はかなりガラス張りになっています。手書きで伝票を書いていた時代からパソコン入力が当たり前になった為です。請求書もメール添付で送って下さいという会社も出始めました。宅配便のクロネコは4月から請求書発行100円だとか。こういう時代だと税務署が不正を見つける事が難しい時代になっています。いつぞや付き合いのある化粧品会社に訪問した時税務署に入られた現場に出くわした事があります。顧問税理士立会いでの調査。結果「全く問題なし」となったのです。昔だと「いくら払う」とか税務署署員と交渉したのです。税務署に入られたお店さんがあればきっとご存知でしょう。今はパソコンのデータを見せるだけです。これだと裏金作りは難しいです。それでも抜け道があるかも。全体的には異常が許されない時代になったのです。