週刊店長情報 仕掛けをお手本に 30 8 20
大スポを愛読。プロレス記事を読む為です。関心のある部分は観客動員数です。商売で言えば売り上げ。プロレスはスポーツではありません。喧嘩芸の堀辺なにがしによるとプロレスは「演劇化された喧嘩」です。空手 柔道 キックボクシング ボクシング アマレス K1その他格闘技は「スポーツ化された喧嘩」プロレスだけが演劇なのです。演劇の目的は売り上げアップ。
レスラーは演技者なのです。演技者はストーリーに従って試合を組み立てなければいけません。レスラー同士だけでは試合は成立しません。レフリー セコンドが重要な役割を果たしています。レフリーは公平ではありません。セコンドも曲者です。強い弱いは関係ないです。「そんなのウソ 強い奴がトップレスラーになる筈」と言うあなたはプロレスヨミの素人。
力道山は人気レスラーでしたが道場でのスパーリングでは無名の大坪なにがしには全く勝てなかったと言うのは有名な話です。オリンピック代表選手から鳴り物入りで入門した長州力が新人の木戸修とのスパーリングで何回も決められた話も有名です。
プロレス興行は売り上げがどうしたら上がるかを考えているのです。総当たり戦シリーズを例にとると最終戦を誰と誰が戦うと一番盛り上がるかを考えるのです。専門的にはアングルと言うらしいです。盛り上がるとチケットがたくさん売れるのです。
最終戦のマッチメイクを決めてそれまでの過程を決めるのです。初めから順風満点では面白くないですから途中で負け越して決勝までは無理と言う状態を作るのです。無傷で勝ち上がったレスラーと満身創痍状態で勝ち上がってきたレスラーが決勝戦に。これがうけるのです。
日本人レスラーがアメリカで活躍し始めました。才能があっての話ではなさそう。全く能力なしではないですが。日本に進出しての興行準備だと見ています。日本で興行する場合日本人レスラーが不可欠です。女子レスラーが採用されている理由も同じでしょう。
アメリカ式のプロレスは意外性オンパレードです。日本人に受け入れられるかは微妙。日本人は世界一飽きっぽい人種です。ハプニングも数回繰り返されると飽きてしまうのです。日本のプロレス会社がアメリカへの進出もありそうです。この場合アメリカのスタイルに合わせる必要は無いでしょう。全く違う客層を開拓すると成功する可能性大です。日本の道場で練習しているアメリカ人レスラーもいるのです。こちらも米国での興行の準備している可能性大です。
「プロレスと我々の商売どう関係あるんじゃい」と言われそうです。応用が出来ればいいのです。皆さんの店の売り出しのヒントになる筈です。うまく使えればの話ですが。
次々とマスコミに話題を提供してくれているゾゾなにがし社長と女優のごうりきなんとかの話。ゾゾなにがしの会社は知名度が一気に上がりました。宣伝費を払わずに会社の宣伝が出来たのです。宣伝費換算だと数十億 いや数百億円の効果があったでしょう。
女優の方も損はないです。主役級でないひと山いくらの女優(言い方が下品)が一人だけマスコミに取り上げられることは少ないです。次の展開もお面白そう。この状態で別れる場合はゾゾの方がダメージ大きそう。若い女優をもてあそんで捨てたとなると会社は一気にイメージダウン。
結婚が双方メリットありです。「結婚しない主義の社長が結婚を決意」これもマスコミネタとしては美味しい。インパクトのある結婚式だとマスコミは大歓迎してとりあげるはずです。
結婚してから別れるのがお勧め。(おめぇ勝手に決めるな)戦術としてありです。慰謝料は数百億円。このくらいの金額だとイメージダウンはなさそう。これも報道ネタとしては使えます。
離婚後女優の方は大人の女役が回ってきて「一皮むけた女優」となるのです。お遊びのように見えますが双方考えているのです。男性は自分の会社のイメージアップ。女優は自分の立ち位置のステップアップを願っているのです。こんな仕掛けをお手本に売り出しの企画を考えてはいかが。