週刊店長情報 ニーサより在庫債 26 1 13
NISAが始まると言う事で盛んに宣伝されています。証券会社はこれで少しでも資金を民間から出させたいと言うのが本音。「100万円まで負けても大丈夫」と言っているのです。素人に博打を勧めているのです。素人が博打で勝つ事は至難の業です。最後は餌食になります。その為に100万円までと制限しているのです。このくらいだと無くしても本人に影響は少ないからです。100万円で50万円以上の収益を上げる事は難しい。10万円も難しいでしょう。政府は民間の資金の活用と言っていますが民間に負けてくれと言っているのです。その気になる人が沢山出ると願ったりかなったりですが実際はどうでしょうか。この国の人は政府の言う事を素直に聞くとは思っていません。自分の金が投資で増やすのは難しいと思っているのです。これが米国民だと簡単に乗るのに。貯蓄が好きな日本人です。株は上がれば売りで下がれば買いなのは誰でも知っています。素人は高くなって買い下がると売るのです。理由は資金が少ないからです。とてつもない金持ちは全部に投資。高くなったものから片っ端から売ります。下がったものは塩漬け.塩漬けしたものもいつかは上がるのでそれまで待ちます。これだと確実に儲かるのです。大部分の人はこれが出来ません。これが判ると金持ち以外は投資で儲かる事がないのがはっきりします。本当の金持ちはそんなこともしません。投資をする金持ちはワーカー。ランクが違うのです。
ニーサに投資するくらいの金持ちに店からの提案が「在庫債」です。大部分の店は「在庫を増やしたいが資金不足」なのです。在庫を減らしたいと言う店主店長の本音は収益を上げたいのです。在庫を減らしても売り上げは今まで通りにしたいのです。これが出来れば収益アップ。実際はそんな事を実行して結果を出した店を知りません。たとえあったとしてもまねをしても成功しないと思っています。商売を簡単に考えると店にはお客さんは「買いたい物がある」為に来店するのです。買いたい物がない店には来ません。店主店長が素晴らしい性格とか人間性でも一緒。美人のスタッフが沢山いると言ってよく売れる店になる事はないのです。ついでに言えば「こんな買いにくい店では買いたくない」ような店でも買いたい物があれば来店して買いものをします。買いたい店は他店と比べてアイテムと在庫が多い店です。その為に資金がある場合は誰でも大きな店を作ります。わざわざ小さい店を経営しようとしません。止むをえず今の店の大きさの店に落ち着いたのです。今の店の広さで精一杯。更に沢山来店してもらおうとすれば出来るだけ在庫とアイテムを増やすのがベストだと思います。僕は賢くない人が出来る方法を提案しています。当方も賢くないから機会があれば取扱アイテムを増やしたいと思っています。現状でどこまで増やせられるか挑戦しているのです。そう言う点では皆さんと同じです。在庫を増やすには資金がいります。私募債を「在庫を増やす目的」で発行するのです。引き受けてもらうのは店の常連客。1口10万円。在庫はざっと計算して60~80アイテム各3~5個計算。6段の売台1本です。2口なら20万円。店で目標を立てて3本とか5本。「いや ウチではせいぜい2本が限界」と言う店もあるでしょう。1本10万円で売り上げは年間10万円アップだと儲けは2万円。20万円だと4万円。在庫債は1年償還。1年後元金とも11万円で返却。最低でも10万円はアップするでしょう。これが在庫資金ゼロで実現出来るのです。出資する人も100万円のニーサでも1万円は難しいのに確実に1万円増えるのですから決して損な話ではないです。これが3回転もするようだと6万円。この方法がどのくらいの収益を生み出すかは1年後にはっきりするでしょう。そうすると今年の出資者が「来年もお願い」と言う事になりそうです。いい提案でしょう。売り上げアップ間違い無し。出資した人に「在庫を増やしたいのは何」と聞いて出資者の提案を最大限尊重すると良いでしょう。お金を出すと真剣になります。出資した人はよく買いものをしてくれる筈です。自分が出資したのですから。店とお客が一体になるのです。