週間店長情報 客のわがまま 店主の気まま 28 6 20
引越しします。
今のところは立ち退きになるので引越しすることに。今月中に完了予定。
新住所
京都市山科区音羽稲芝34-4 ラテール音羽B108号
電話 ファックスに変更はありません。
客のわがまま 店主の気まま
お客様はわがままで飽きっぽいです。日本のお客様は世界一かもしれません。テレビを見ていたら海外に売り込みに行ったバイヤーが先方の担当者から「日本で売れているの」と聞かれて「日本で売れていないものはダメ」だと言われてしまいました。バイヤーは日本での新たな市場を開拓した後に再度海外に。売り込みは成功したとの報道。ドイツ靴が人気です。この靴は日本仕様ではないです。欠点は重いことです。販売している店は「重くても歩くのには楽」と説明。日本の靴は軽いです。若い人にはどちらでもいいですがよぼよぼ老人になると「軽いほうがいいです」ドイツ靴は若い人が筋トレのつもりで履くといいのですが年配の人には日本の軽い靴がいいのです。日本人が海外に進出する場合現地仕様にします。ドイツ靴に日本仕様はないです。理屈のがんじがらめの靴について ドイツ人は「我々の方が歴史ある。これが一番」なのです。これだと日本の海外進出がますます進むことに。日本に進出の海外企業が苦戦する理由でしょう。こんな日本人を相手にする皆さんは大変です。お客さんのわがままを聞かざるを得ないのも事実。物が有り余っている時代では消費者は神様です。これがすべての分野に当てはまるのです。こちらの思うようにお客さんは買ってくれません。「これは売れる」と自信を持って仕入れた物も「その気にならない」と言う理由で買わなかったりするのです。自然食品店ならどの店でも「無農薬」原料の商品だと取り扱うはずですが現実には「国産」だけの商品に勝てない場合もあるのです。お客さんの「その気」の正体が判りません。感情と理性どちらが優先されるかという実験を船井総研がしたことがあります。結果は感情が勝つのです。これは店主にも言えるのです。当方の取扱商品で「これは一番」と言える物でも全部の店が取り扱っていないのです。理性で考えると当方の物を取り扱うはずですがそうならないのです。それも一つだけではありません。店主は「頭では分かっている」が決断出来ないのです。理由は「売れている」からです。「今までの物よりこちらの方が安全」と説明すればいいのですがはじかみやの店主だと言えません。今までの自分を否定することになるからです。そりゃそうでしょう。開店1年2年でないのです。大部分の店は10年以上過ぎているのです。店長は「この業界の事なら何でも知っている存在」だからです。「私が間違うはずがない」のです。「お客さんから突かれた」事から当方のページにたどり着いて「付き合いたい」と全然知らない店からの取引依頼が来ています。そのくらいにならないと店主は動かないのです。当方の甜菜糖なら判るのですがうどんもそうです。同種の有機うどんを扱っている店については言いませんが国産うどんだけの店も多いのです。国産無農薬全粒粉もまだまだです。普通なら付き合いのあるパン屋が関心を示すはずですがそうなっていません。大部分のパン屋は国産小麦使用です。一度試してみようという店も僅少。国産小麦のパンはスーパーにも出始めました。酵母使用のパンもでています。国産小麦のうどんもスーパーにでています。もっと言えば有機小麦うどん そうめんも出ています。生協の店舗ではありません。普通のスーパーです。こだわりの店でもないです。豆腐だって有機がスーパーに。全部外麦。本当です。僕の作り話ではありません。これでも皆さんは「我々の方がまだまだすすんでいる」と言うかもしれません。有力問屋が言わないからでしょう。僕では「おめぇでは信用出来ん」店主の感情優先 気ままが勝つのです。