週刊店長情報 こりない中橋 てんかすへん 25 1 14
一口香 入荷しました。価格は6個入り230円
あづみの湧水 入荷遅れで先週は迷惑をおかけしました。今週は入荷予定。
マルカワ味噌 入荷遅れで一部間に合いませんでした。今週は大丈夫?
こりない中橋 てんかすへん
てんかすを探しています。年末に会社見学を予定しましたが時間が無くて断念。市販のてんかすはアミノ酸と保存料が入っています。これのないのを見つけましたがこれでは不十分です。この業界ですから押さえなければいけない点がいくつかあります。一番は油と粉です。これが解決できればすぐに取扱となるのですが簡単にはいかないでしょう。昔無農薬野菜を探していた先駆者達が苦労したのと同じ事が起きるのです。今まで誰も問題にしなかった物に眼を向けると大変です。当方のてんさい糖4年目に入りました。まだまだ苦戦です。店の姿勢が変わらないと難しいのです。今はネットという便利な物があるので関心のある人が「オーガニック甜菜糖」と打ち込むと当方の醜いページにヒットします。一昨年までは皆無状態でしたが昨年から様子が変。一般の人からの連絡がかなり増えてきました。輸入元のオーガニックフォレストの村井さんも「問い合わせが増えています」との事です。彼は「中橋さんてすごい。こんなことになるのを予想していたみたい。先見の明がある」と言います。棒茶の10年苦戦とはかなり違っています。いずれ自然食品店では当たり前になると信じています。10年以上先の事でしょう。添加物の入っていないてんかすを製造している会社は京都の中央市場の近くにあります。火曜日の配達時間をずらして訪問。相手がこちらの想いをどれだけ理解してくれるか未知数です。一面識もないのです。「当たって砕けろ」の精神で いざ訪問。忙しそうにしています。当たり前です。社長と面談。やーさんの武闘派タイプ サングラスをかけなくてもしっかり武闘派。やーさんにもタイプがあるのです。真逆はインテリ派。こちらはマクロ風でいうと陰性です。こわもての社長を前に「こりゃ きっと大変」でも話してみなければ判りません。事務の女性がお茶を入れてくれました。冷えたお茶。「今は冬」こりゃ 嫌がらせかいなと一瞬感じました。でもここはフライヤーで揚げものを製造している会社だからそうなるのかもと良い方に解釈。この寒いのに冷たいお茶はきつい。当方の話をしました。社長は「実は無添加寿司の会社から同じような話があった。更に商社経由でも同じ話があった」というのです。断ったらしい。理由は油です。粉と油を替えれば無添加てんかすはできるのです。国産小麦粉のルートはあるらしい。でも油はルートがないのと採算が合うかどうか思案している模様。しかも「ウチはフライヤー1台しかない」決断には大変なリスクを伴うのです。ある程度の需要はあると説明しました。ここから先は当方がいろいろ考えてもどうにもならないのです。相手が今後の事を考えて「やってみょう」となればいいのですが。後は判りません。全くないものを皆さんの店に並べようと思うと大変です。今まである物を取り扱う場合は出かけて行ってこちらの想いとか今までやってきた事を説明すれば何とかなるのですが今回の場合は今までの常識が役に立たないのです。この業界の先駆者が一番苦労した点でしょう。僕は今まで追いかけていただけです。先頭に立つとこう言う事がおきるのです。後ろから見ていて「これは売れそう」と言っていた時代が終わったのでしょう。僕がこれからすることは「誰も手掛けていない商品を皆さんの店に提案する事」になりそうです。でも時間がかかりそう。簡単には商品化出来ないからです。簡単ではないから値打ちがあるのかも知れません。簡単な事は真似されるのが運命です。やっぱり 僕って「こりない性格」なんでしょう。根性が変曲がっている。