週刊店長情報 デフレは続く何処までも 24 12 3
おわび
先週は当方の都合でかなりのお店に訪問できず注文品を直送させていただきました。一部注文品が間に合わず欠品になってしまいました。
まぐろ類の注文について
今までやった事がないので今回で終了になる場合もあります。天然まぐろはすぐに変色する危険もあります。ご了解して下さい。仕入先からは「危険ですからお奨めできません」と言われました。漁師の息子の僕は美味しい魚が食べたいのでこのアイテムは中橋の趣味の世界を皆さんと共有しようという試みです。
セミナー整理券について
ぼちぼち往復はがきでの整理券希望が来ています。一部お店でも参加希望の人がでています。今週中には出来上がります。お店様からの整理券についてはこちらに住所氏名のある物の提出をお願いします。提出されたものを当方が確認してのお渡しとなります。
デフレは続くいつまでも
人間って勝手なものです。インフレの時は「金持ちが更に豊かになる」と言っていたのです。この時はデフレがいいと。そして希望した通りデフレになりました。結果は「この不景気なんとかしてくれ。デフレを脱却させてくれ」とみんな大合唱。インフレは物の価格が上昇します。デフレはその反対で物の価格が下がります。一見良いように見えます。物には裏表があるのです。インフレになると物価上昇と共に給料も上がっていきます。デフレの場合給料は実質下がるのです。この所得が下がる事が問題です。希望としてはデフレになっても給料とか所得が上がれば良いのですがそんな良い話はないのです。物の価格は下げ止まりというか更に下がりそうです。自然食業界も例外ではないでしょう。今までの仕組みでは売り上げは下がり続けるのです。歯を食いしばって努力してもそれほど効果はなさそう。当方は卸を続けています。他の卸のマージンの取り方を知っています。この方法で20年以上うまくいっていたのです。これからはどうでしょうか。今の問屋はちょっと変なんです。本来の問屋の仕事に戻るといいのではないでしょうか。「問屋とおできは大きくなったらつぶれる」という言葉があります。当方は零細です。大手の問屋が「利が薄くて取り扱えない商品でも取り扱えます。取り分が少ないからです。取り分が少ないと余計に仕事をしなくてはなりません。これが普通なんです。今本屋に山積みになっている「アニキ」の本が判り易いです。アニキは「何でも人の倍働けば人よりは少し多く儲かる」続けて儲けのコツは人の2倍3倍働くだけだと言うのです。判り易いでしょう。能力があるとかセンスがあるとかいうのは別のようです。これだと僕にも出来そう。能力のある人は「何とかして人より少なく働いて多く稼ぐのが賢い人間のやる事」と言うでしょう。その為にいい大学 いい会社に入りたがるのです。これは人より少なく働いてたくさん給料が欲しいと言っているのと同じ事です。能力があればその必要はない筈です。今の社会はこの点で変なのです。人より倍働くと言う発想が抜けているのです。一部の人は別です。人の2倍3倍働いている人達です。僕の周りにもいます。彼ら彼女達を見て「俺ってまだまだ」と思うのです。このデフレは我々が変わる為にあるのかも知れないのです。変われないとずーと続くのです。実際は「変わりたくない」のです。前はうまくいったから「やり方によっては又うまくいく」と考えているのでこのままだと デフレは続く何処までも なのです。