週刊店長情報 こだわり生産者の弱点 26 11 17
こだわりうどん 予約受付
国産農薬不使用乾麺全粒粉うどん 近日中に製造見込み 発売する事に。価格は200g入り260円前後になりそうです。予約分は少し安くする予定です。
ココナツオイル 予約受け付けは12月に入ってから
予約のお店様が出てきましたが12月に入ってから集計の予定です。
こだわりの生産者の盲点
ホームページを見たと言う人から電話「僕はナカショウさんの扱っている商品の生産者の貸家に住んでいます。仕事は京都伏見の自然派飲食店勤務です」と言う切りだしの話。砂糖の引き合いだと聞いているとそれだけではないらしい。彼の話だと大家さんの製造している商品はこだわりですが一部?があると言う主張。大家さんにナカショウさんを知っているか尋ねると「よく知っている」との返事。僕にその?の商品について回答を求めてきたのです。僕も同じことを感じています。その対策も考えています。僕が「そうしてくれ」と言っても生産者は「そうします」とはならないでしょう。理由は価格との兼ね合いがあるからです。製造の立場ではべらぼうな価格設定は避けたいところ。こだわりを追求するとべらぼうな価格になるのです。当方が引き受けると言う事になると1ロット製造を全部引き受ける事になるのです。今の僕はそこまでの勇気がありません。この生産者は無農薬のはしりです。20年以上無農薬で作っています。商品はほとんど自家生産の物ですが一部他の物を入れてのアイテムがあります。これがやり玉に挙げられているのです。こだわりのアイテムをもう一つ作るのが手ですが実際は忙しすぎて手が廻らない状態なのは知っています。売れていないのなら考えるのですが現実に物が毎日出ていると後回しと言うか「様子を見よう」になるのです。お店もそうでしょう。お客様から指摘されると考えるのですがそうでない場合は「現状通り」になってしまうのです。お客様は指摘してはくれません。皆さんは偉いのです。この道20年以上の店主店長がワンサカ。盾つく人はいないです。歳も上だと言いにくいのです。「そんなことはない。ウチのお客は何でも言ってくれる」と言う店主店長がいる筈。偉い年上の人には何も言いませんよ。逆らわないのが常です。言ってくれるとしたら自分の息子とか娘。でも子供の意見は聞けないでしょう。「お前らに何が判る」僕のような後発組の卸の話はもっと聞けないのです。ずっと「自然食品店では売ってはいけない商品」について言っていますが言う事を聞いた店は少ないのです。お茶とか砂糖は今でも当方は苦戦です。大手問屋の商品の方が幅をきかせているのです。「売るな」と言ってもこうですから。何も言われなければ「これでいいんだ」と勘違いしてしまうのです。気がついたら「時代遅れの店」になっていたなんて事になるのです。件の生産者に問題点を話したことがあります。改良の意思について尋ねたのです。20年以上前はそのような指摘をする人は無かったのです。10年以上前に一つのアイテムについて指摘しました。その時は安価な無農薬原料を探してくれと言う依頼がありましたが安価な原料は見つかりませんでした。数年後別のアイテムについても指摘。生産者に物を言うのは結構勇気が要ります。はにかみ屋の僕だとかなりの決心をしないと言えません。ここでも価格がべらぼうすぎてうまくいきませんでした。今考えているのは僕が原料を調達して当方の名前で販売する事です。PBを作るのです。次期早尚。こだわりうどんが製造にこぎつけた今、これを成功させなければ次は無いのです。僕一人で始めるのですがこれを支えてくれている人達の今後がかかっているのです。これが売れないと無農薬小麦生産者の意欲をそぐことになるのです。成功すると電話で指摘されたアイテムの商品化も夢では無くなるのです。生産者の方で「やってみょう」となれば万々歳ですが生産者も偉いのです。その道の先駆者。変更は大変の筈です。夢に順序。