週間店長情報 今年は変な年? 2023.12.18
コロナも3年になり感染症対策の分類も下がって収束の見通しがついた年といえます。人の流れがコロナ以前に近づいてきました。ほとんど毎週京都伏見稲荷神社の前を通ります。ここもコロナ前の状態に戻りました。違うのは中国人がいないことです。1年前と人通りは違いすぎます。中国人がいなくても人通りはコロナ前と同じですから不思議です。日本人もいますが大部分外人です。付き合いのある美容師が「着付けとセットの仕事の出張が増えてきた」と聞きました。彼女は店より観光客向けの着付けに出張しているのです。昨年とは違いすぎる模様。
コロナで我々はいろいろな変化を体験しました。問題も起こっています。沢山の人が「持続化給付金」をもらい「無担保無利子融資」も受け入れました。持続化給付金は濡れ手に泡です。何の努力もしないでお金がもらえたのです。無担保無利子融資も同じように思えるのです。融資の方はこれから返済が始まると報道で知りました。今までは返済が無かったのでこれも濡れ手に泡状態だったのです。旨みを知った人達が元の努力をするのは結構しんどい筈です。当方には無縁でした。
僕はテレビを見ませんがジャニーズ問題については知っています。今まで公にならなかったのは権力が大きすぎて逆らえなかったのでしょう。マスコミも巻き込まれていたのです。1年前こんなようになるとは誰も予測できなかった筈です。今までの常識が通用しなくなったのです。変です。
随分昔の話ですが取引のある化粧品店女店主が歌手をしている娘から聞かされた話を聞いたことがあります。テレビに出ている歌手についての話でした。話はNHK紅白歌合戦の常連女性歌手○○は××の愛人とか○○は×△の愛人とかかなりの女性歌手の裏側の話でした。テレビに出ているほとんどの歌手が男性と繋がっているという話です。芸能人の裏の話を聞くことはあまりありません。ジャニーズの話は昔からある芸能人と監督、プロデューサー 作曲家 作詞家との関係の稚児版といえるのです。江戸時代は男色、女色 色の道。
今年の変の一つは自民党安倍派。元の会長○は「派閥が100人を越えるとどくな事がおきん」と昨年テレビで話をしていました。派閥が大きくなると分裂が起きるのがお決まりのようです。今回は領袖が亡くなった事から始まりました。パー券での裏金作り 金額が大きくて帳簿に記載があれば事件として立件されるかもしれませんが少額だと記録が全くない筈でから事件とはならないでしょう。それと税金をネコババしているわけではないです。出したほうも領収書を受け取っていないのです。検察の長年の恨みがらみかもしれません。証拠のほとんど無い事件。かなり変です。
今回の事件で政治にお金がかかるというのはウソだと知りました。お金がかかるのは選挙対策にお金がかかるのです。そういったことをしなくても当選している議員がいるのを知りました。今まで政治にお金がかかるのは必要悪だと信じていました。ネット社会の今は政策を訴えるのは紙媒体でなくても良いのです。普通の人が政治に参加できる時代が来たとも言えそうです。
自然食品業界も全く変化がなかったとは言えません。有機JAS制度についてもはっきりした事があります。有機JAS食品は高価格です。高価格アイテムは東京で売れるのです。苦戦している有機卵ボーロ 個別包装にリニューアルすると1袋600円になるらしい。「それでは売れないかも」と言いましたが計画通りに話は進んでいます。東京で売るつもりでしょう。
関西ではJASマークがついていなくても中身が同等で価格が安ければOKという風潮があります。マークより中身です。こういう生産者探しが必要です。これは僕ら卸だけ頑張ってもだめです。みんなでアンテナを張って探す必要があるのです。宮島食品の取扱いをしてはっきりしました。こういうアイテムも必要です。高価格有機JASアイテムはハイイメージ商品です。こういう位置づけの商品の取り扱いも必要だと感じています。アイテムを絞って扱うと良いと見ています。今年はそんな変な年だったのです。このうねりがどうなるかは神のみぞ知る。