週間店長情報 土色の砂糖の真実 28 8 1
美STと言う雑誌の編集者から電話「そちらの甜菜糖を載せたいので原稿を見てほしい」との事。原稿を見ると「甜菜糖はオリゴ糖も豊富に含まれている」これに反応。すぐに「甜菜糖にほとんどオリゴ糖は含まれていないと砂糖メーカーの人が言っていた」と連絡。「甜菜糖は砂糖大根と呼んでいますがホウレンソウの仲間です」とも言いました。担当者は「そんなの初めて。記事を書いた栄養士も知らないでしょう」と言うのです。余計なことを言ってしまいました。何も言わなければ僕の連絡先に注文が沢山くる可能性もあったのです。僕ってよっぽど商売が下手だと思います。当方の砂糖について「買ってはいけない」と言うページがあります。関東の自然食品店のページです。この人たちの言い分は全く根拠がありません。根拠と言うのは実験とかデータを示して「これはおかしい」と言ってくれればいいのです。医薬ビジランスセンター浜先生の「薬のチェック」を購読しています。そこにはデータ解析の仕方も出ていて「このデータの解析に仕方でメーカーとは異なる結果がでる」と解説しています。自然食品店が「これはおかしい」と言っているのは自分たちの論理で言っているのです。根拠が全くないのに自分たちが正義の味方のように主張しているのです。甜菜糖にオリゴ糖が入っているのか調べてみました。甜菜糖を収穫しスライスしたものを40度前後のお湯につけて砂糖成分を抽出します。その後遠心分離機にかけて砂糖分と蜜を分離させます。砂糖分は分蜜糖です。外側には含蜜糖。分蜜糖から甜菜グラニュ糖と上白糖が出来ます。含蜜糖を熱風乾燥させたものが甜菜含蜜糖。皆さんの店で販売している物です。更に残り滓があります。砂糖成分も若干残っています。ここから作られるのがビートオリゴ糖です。オリゴ糖100%ではないです。残り滓分というか甘味成分も混ざっているのです。このオリゴ糖 腸を緩める作用があります。その為砂糖としては使わない方が賢明だと砂糖メーカーのページにでています。あまり甘くないはずです。そりゃそうでしょう。残り滓から作っているのですから。これが健康にいいかどうかについて当方は感知しません。誰もが茶色の砂糖はミネラルが豊富な証拠だと言います。ブー。間違いです。「おめぇ また変なことを言う。そんなの常識じゃないの」そうですが 皆さん初めのしぼり汁を見たことはないのですか?サトウキビのしぼり汁は無色透明です。甜菜のしぼり汁も無色透明です。僕は田舎もんです。小さい時はサトウキビのしぼり汁を飲みました。サトウキビを切ったものを捻じるとしぼり汁が出てくるのです。これをすすったのです。甘いのなんのって 食べ物がなかった時代です。いつも腹を空かしていました。バナナなんて最高のご馳走。りんごも同じ。カニはご馳走ではなくしょっちゅう。子供に始末していないカニは結構きついです。でもこれしかないのです。まずいとか食べられないなんてたわごとを言っている場合ではなかったのです。無色透明の液体も時間が経過すると土色に。又煮詰めると茶色になるのです。ミネラルは豊富だからではないのです。ついでに言えばアロエとかスギナ ヘチマ水も時間が経てば全部茶色に変色します。三温糖は分蜜糖ですが3回煮詰めるのでその名前がついたのです。煮詰めれば煮詰めるほど濃い茶色になるのです。理由は砂糖成分がカラメル化するからです。「カラメルは発がん性」なんてのたまう店主がいます。料理で砂糖をカラメルにする方法を知りました。カラメルが発がん性だという自然食品店は三温糖 黒砂糖 含蜜糖 モラセスなんとかいうものみんな熱変性でカラメルの色だと知ったらどうするのでしょうか。そうすると初めのしぼり水を売るのが正道です。難しいのならサトウキビそのものを販売しなくては自然食品店ではないのです。「これが自然 これを絞って 砂糖の代わりに使ってください」こんな店がでるかも知れません。ホンマ?そこまでこだわる人が出るとは思えません。当方は無農薬甜菜を手に入れて「てんさい教室」を企んで