週間店長情報 ハマれば売れる 28 7 18
あづみ野湧水 出荷制限
当方のような小さい卸は関係ないと思っていましたが先週の注文から出荷制限になっています。具体的には21ケース以上発注しても10ケースしか出ていません。熊本の地震と関東地方の取水制限の影響です。9月一杯続く見通し。
河原酢造の酢について
休止していましたが22日に出荷との報告が来ました。大手は8月末まで休止らしい。今週の注文には間に合いませんでしたが来週はOKです。
ハマれば売れる
ずいぶん昔の話です。取り扱っていた正座用の座椅子(アンラーク)が大量にあるということから仕入を検討。2000個ぐらい。分割仕入れはダメだと言います。思い切って仕入れることに。物は50個入りで40ケース前後。到着したのですが問題が。大きさは白菜とか大根の箱3個括りぐらいが1ケース。当時6畳Ⅰ間のアパートに住んでいました。仕入れた椅子を入れると生活スペースと言うか寝る場所がスズメの涙状態。これをベッドにしてとも考えましたが売り物をお尻の下にひくのは「いかがなものか」と考え断念。通路のようなスペースに布団をひくような事態に。「これでは椅子に殺される。何とかしなければ」と。京都ですからお寺は3000以上更に仏壇屋仏具屋もたくさんあります。一念発起して今まで回ったことが無いその業界に営業を。当時車ではなくバイクでの営業でした。毎日50個の椅子をバイクに積んで「全部売れるまで帰らない」と決心しての営業です。仏壇仏具屋ですからほとんどの店が一元の僕の話を聞いてくれました。僕が何者かは関係がなかったのです。店に関心があるものだったのでしょう。すぐに「じゃあ10個」とか「20個」と言うことになりすぐに納品してお金をもらって次の店に。京都の本願寺辺は仏壇仏具屋がたくさんあります。一通り廻った後は寺廻り。浄土宗では尼講というのをやっており世話人と言うか導師の家を紹介してもらい行くと「○日においで」と言われていくと直ぐに話が決まりました。ある時は敬老の日の集まりにも出し物の合間に話をさせてもらいました。これもよく売れました。何せ部屋には椅子がワンサカ。何とかしないと生活スペースが確保できません。売って儲けたいとかいう話ではないです。とにかくこれを減らさなくてはいけなかったのです。寺周りは京都府周辺部にも。周辺部の田舎が尼講を続けている町村が多かったのです。勢いついて奈良県にも。奈良市から天理にもいきました。でも行きはよいよいですがバイクなので帰りはくたくた。奈良方面はうまくいきませんでした。最後は伏見区の仏壇屋の社長が「ぎょんさん あるんかい」「はい」と言うと「にいちゃん 全部買うてやる。もってこい」と言われてうれしくなりました。でもバイクでは運ぶのは大変。友人に「会社の車を用立ててくれ」とお願いして納品できました。ここではセールステクニックは必要なかったのです。買いたい人店にいけば何でも買ってくれるのです。
話が代わって今回の水21ケース以上の発注についての制限。かなりの人は「21ケースなんて誰がかうんじゃい」「買えるわけがない」「スペースがない」はては「ナカショウは大ぼら吹き」なんて思っているのではないでしょうか。本当は水の注文の90%以上は21ケース以上です。ほらではありません。当方の水は緩速濾過水 花崗岩をゆっくり通ってきた湧水です。しかも濾過水で非加熱。皆さんの店で販売している水にグレードは負けません。しかも安価。21ケース以上だと1本150円。6本だと800円台で売れます。皆さんのは1本300円~350円ぐらいでしょう。併売すればはっきりするでしょう。怖い話です。もったいないとも。300円だとせいぜい月に数本30本も売れればいいほうでしよう。当方だと21ケース仕入れても2~3ヶ月で完売しています。求めているお客がいて価格がこなれているとハマって売れるのです。