週刊店長情報 想いはうまく伝わらない 24 4 16
りんご終了しました。毎年そうですが店長情報を書いた時点ではまだあったのですが集計した後に「もうありません」の連絡。今年は収穫量が少なかったので他の生産者が早く終了したのでナチュラル農究に殺到した為に拍車がかかった模様です。
想いはうまく伝わらない
無農薬種の取り扱いを始めました。「種が危ない」の本についてはかなりの人が知っている筈ですがそうでない又はF1についてもあまり判っていない店と店長もありました。「種が危ない」の中で遺伝子組み換え技術で一代だけ出来る種があるだけでなく二代目には自爆してしまう種の特許がある事を紹介しています。そんな技術で出来た野菜が今大部分になってしまいました。今の野菜は種取り出来なくなっているのです。店では苗の販売の方が多そうです。しかも種よりはるかに高額です。家庭菜園には苗の方が簡単です。その為種の販売には皆さん及び腰です。一部の店がお客さんにF1の危険性を説明しています。もっと沢山の店でFの危険性を知らせてもらいたいと思っています。
コーヒーの取り扱いをしています。製造はグリーンアイズ。社長の森口さんは「当方のコーヒーだけでなく他のコーヒーも飲んでその違いを判ってほしい」といつも言っています。その違いについてかなりの店の人たちが説明できない又はしていないのが現実だと言います。当方はコーヒー通ではないです。それでもいろいろ飲み比べました。一般のコーヒーとか缶コーヒーも飲み比べました。自然派のコーヒーだけでなく市販されているオーガニックコーヒーも色とかの違いも調べました。社長の森口さんの話だけを鵜呑みにしているわけではないです。このくらいしないと人から突っ込まれた場合返せないのです。その上社長からもいろいろアドバイスを受けます。生産者とか製造者はそれぞれ特別なこだわりを持っています。そのこだわりの部分を伝えるのがひょっとして我々の仕事かも知れません。こだわり うんちく 訳ありが説明できないといけないのです。土曜日は淹れ方の勉強をしました。店でコーヒーイベントの場合は今まではコーヒーメーカーでの試飲でしたがこれからは一杯ずつ淹れるのをやってみたいと思っています。その為の道具もいずれ揃える予定。一日店頭コーヒーショップ無料試飲会 要請があればですが。ちなみにグリーンアイズのコーヒーのこだわりは 単品毎の焙煎で後にブレンド方式 豆はオーガニック フェアートレード 豆の芯まで熱を通す(一般の豆はそうなっていません。自然派のコーヒーでもそうです)このような説明をして販売してくれる店が増えて欲しいのです。10年以上取り扱っていても 飲んだ事がない 又は他のコーヒーと飲み比べたりした事もない 店とスタッフがかなりいるのです。飲み比べて「これはまずい」と言う場合もあります。事実グリーンアイズのコーヒーはあっさりしていると言う人もあるのです。理由は別にあるのですが。
オーガニックてんさい糖の取り扱いをしています。日本で初めて輸入したものです。と言っても誰も信じないかも。でも本当です。輸入は僕ではなくチョコのオーガニックフォレストの村井さん。彼にお願いして実現しました。輸入したものの販売は全く不調でした。近頃少しずつ販売が増えてきました。「馬鹿高い」と評判です。先日は沖縄から「大袋で欲しい」との注文。店からもちょくちょく注文が来ています。売れ始めるまで10年ぐらいかかるとみています。当方が売り始めたこだわり棒茶も10年ぐらいは「鳴かず飛ばず」だったからです。甜菜糖の場合は除草剤がからんでいるのです。普通ならどの自然食品店でも率先して販売してもいい筈の商品です。○ソーの三年番茶は慣行栽培ですが除草剤は使われていません。自然食品店がいまほどポピュラーでなかった頃の店主だと真っ先に取り扱った事でしょう。今はそうならないのです。理由は今までの自分達の行ってきた事を否定する事になるからかも。想いはうまく伝わらないのが現実です。