週刊店長情報 こだわりボーロ新発売 27 7 13
ワイン終了
いつもこの時期に終了しています。矢作ワインはすべて自家農園材料使用。
こだわりボーロ新発売 4個入り 270円税込
先月製造の牧瀬製菓訪問。その時の様子は報告済みです。その段階ではこだわり全粒粉だけの変更でお願いしようと思っていました。初めから完璧は求めないと。名前は「こだわりボーロ」と決めていました。でも僕の中ではあまり納得していません。こだわりにも「松竹梅がある」からです。これだと最低ランクの梅。しかし原価考えるととんでもない価格での販売はやっぱりアウト。夜も寝ないというか眠れない日々が続きます。「それなら卵だけでも何とか」と考えました。卵を直接送ると高くつきます。その上僕のようなガサツな人間が送るとワレも心配。付き合いのある福岡の平飼い養鶏の卵を検討。ここは平飼い卵とバーベキューハウスをしています。山の中腹で平飼い卵。道路に面している所でバーベキューハウスをしているのです。土日は一日350人の来場。そこで卵その他を販売しているのです。当方の化粧水も扱っています。1回の仕入れは48本です。「ウソじゃありません」担当はカワイ系美人の若い女性。彼女は僕が訪問した時は20歳前半、今は30歳前後でしょう。ここでは一番の古株。「私学生の頃からバイトで入っていたから」彼女が中高年のおばさん連中に仕事の指示を出しています。社長はほとんど無口。社長がいなくても勝手に判断して僕にお土産をくれるのです。「こんな娘が上司だったら僕はもっと働くだろうなぁ」早速彼女に電話「そちらから雲仙市に直送してもらえるか」「それなら業務用卵でプラス送料です。見積もりファックスします」送られて来たファックスを見ると送料は400円台。原価計算すると現在使っている卵と比べると倍です。粉も倍くらいです。これなら使えそうです。後は砂糖。当方の甜菜糖だと10倍。これでは使えません。口が脹れあがりそうです。「何とかならんのかいなぁ」困ってしまいました。今回のボーロの一番の弱点です。甜菜糖がダメならオーガニックシユガー きび糖はどうかも検討しました。確かに甜菜糖より安い。これでも5倍ぐらいです。オーガニックとか無農薬にこだわると大変です。メーカー仕様の物だとこんな面倒は無いです。誰もやりたがらないです。名前だけのPBだと本当に楽です。そこで思いついたのが喜界島の砂糖。現在販売しています。喜界島は地下水を汲み上げて飲料水として使っているので農薬除草剤を使うと地下水が汚染されてしまうのです。その為に無農薬で作物を作っていると「風と光」の担当者が教えてくれました。今まで「ここのは安全」と言う店がありましたが理由を説明出来る人はいませんでした。この担当者は風と光の創業メンバーの一人。これなら使えそうです。今の定価は500g330円キロ換算だと660円。卸しだと大分安くなります。今の4倍ぐらいになります。こんな計算を毎日配達とかしている時に検討していました。「そんなことばっかり考えているから間違えるんじゃ」と言われそうです。検討を机に向かってというのはないです。パソコンの前に座った時には全部頭の中で出来上がってしまっているのです。これがいつもです。そこで更に一捻り。「業務用は」早速電話。「あるよ。それだと送料はなしです。見積もりファックスしておきます」送られてきた見積もりを見てびっくり「これだと業務用を買ってこちらで詰めれば大儲け」と思うくらいです。でも思い直しました。「あんまり仕事は増やさないのがいい」からです。9月ぐらいから椎茸が復活しそうです。そうすると袋詰めが大変です。業務用砂糖だと倍くらいまで原価が圧縮されました。これだと300円台で売れそうです。最後の捻りは「個数を減らす」事です。今までの5個入りを4個入りに変更。これだと200円台で販売出来そうです。ここまで考えがまとまった所で正式発注。製造開始。金曜日に到着。早速食べてみました。今までの物よりパサパサ感がありません。しっとり感があります。うれしいコンチキチン(今週は祇園祭ウィークです)4個270円で新発売。