週間店長情報 厚底シューズはスポーツで中止すべき 2020 1 13
「おめぇ 専門家でもないのに言いすぎと違うんかい」「言いすぎかどうかは全部読んでからにして欲しいです」と言う事で厚底シューズについての話です。
箱根駅伝が大人気。今年はナイキの厚底シューズが区間新記録を続出しました。これについて話をしたいです。今までのアスリートの靴とは思想が違うのです。
履物研究第一人者だという兵庫教育大学の原田碩三教授の話を聞いたことがあります。その時足サイズが簡単に変わることを実技で説明してくれました。「芋虫歩き」を2メートルくらいすると足サイズは1サイズ小さくなるのです。10人くらい計測して全員小さくなりました。
駅伝では一人1時間近く走ります。走り初めと走り終わった足サイズは違っています。僕の予想では2サイズ1センチぐらい小さくなっている筈です。アーチが上がってしまうのです。足は小さくなるのに靴はそのままです。アスリートは特別な仕様の靴を履いています。各社腕の良い靴職人を担当させて造らせていると聞きました。走っている時に足が変化していくのです。変化も人によって違います。それぞれ癖があるからです。それに合わせて中敷とかを調整して「疲れにくい」「身体を歪ませない」靴を作っているのです。これを否定するつもりはありません。
ナイキの販売している厚底靴は思想が違うのです。新素材のカーボンなんちゃらの入っている靴底を採用しています。この靴は「飛び上がる」作用があると考えられるのです。同じ素材で腰に装着する装具が販売されています。東北地方の縫製会社が製造しています。作用反作用で前屈みになった反動で簡単に物を持ち上げられるという物です。「これを販売できないか」考えた事があります。ロボットスーツは150万円以上すると聞きました。カーボンの装具は2万円ぐらいです。
言い方が適当かどうか判りませんがナイキの靴は「バネ靴」というのが当方の見解。ドクター中松が発明したフライングシューズと同じ類のものです。こんなのがOKなら他の競技にも影響しそうです。走り高跳びとか走り幅跳びにこの手の靴を履けば新記録続出間違いなしです。昔水泳で新記録が連発した時に問題になったのは特殊な水着でした。結局この水着は中止になりました。今回の厚底シューズも中止にすべきだです。「バネ靴」なんですから。
一人だけショートスパッツを履いていた走者を発見しました。これも問題ありそうです。スパッツとトランクスでは風の抵抗が違う筈です。更にスパッツの表面に風を滑らす処理(抵抗を少なくする)したものだともっと問題です。本当はウエアとか鉢巻も問題にしたい気分です。「鉢巻ぐらい」と言われるかもしれませんが「鉢巻の内側の突起物で痛覚を麻痺させるツボ」を刺激するものだと問題に。脳内モルヒネを出すものが有る可能性もあります。
今回はそれ以上に問題にすべき事案があります。優勝した青○学院大学のスポンサーはナイキではなくアディタスだと報道。これについて聞かれると監督は「ノーコメントにさせて下さい。選手の自主性に任せました」との返答。選手が「ナイキの靴を履きたい」と言ったので許可したのでしょう。優勝したのでマスコミはこれ以上追及していないのが現実ですが腑に落ちません。
「あんなぁ スポンサーって金出しているのだろう。1万とかのお金ではない。練習用のいろいろな物品も提供をしているのかも」その結果優勝。話題独占はアディタスの靴ではなくナイキのシューズだったのです。はっきり言えば、この大学と選手はスポンサーを裏切ったのです。
「青○大学とか監督にはスポーツマンシップとか人としての道とかはないの」と言いたい気分です。これだと勝つ為なら「何でもあり」になります。どうしてもその靴を履きたいのならスポンサー契約を「違約金を払って」解除してからにして欲しいです。ナイキの靴はチームに1人又は2人ぐらいだけにするっていうのもありです。シューズ会社が金を出すのは自社のシューズが沢山売れるための販促が目的。「慈善事業ではない」と言う僕の考えは古いのでしょうか?