週間店長情報 牛のよだれ 2022.07.04
家内が「これだけ長い事商売していて犬小屋一軒建てられん何なんて情けない。みんな家を建てているのに」と言います。家内の友人とかはみんな家を建てています。ビルを建てた人もいます。そんな人達をみると僕は「かいしょうなし」人間です。
普通に商売しただけでは大儲けは出来ないと見ています。もちろん例外はあるでしょうが。昔スーパーが出来始めた時「スーと出てきてパーと消える」と言われたものです。それがそうならず今も続いています。今のスーパーは苦戦しています。初めの勢いがなくなってきているのです。初めの勢いの訳を経営コンサルタントの船井幸雄先生が講演で解説してくれたのを思い出します。何回も話した内容ですが復習の為。初期のスーパーは物販ではほとんど儲けはでなくて土地で儲かったのです。野原の真ん中に大きな店を出しました。暫くすると周囲に家が建ち地価が上がるのです。上がった土地を担保にして次の店を出すというやり方です。これには裏があって初めの店舗を作る時に店舗用地の数倍を買うのがみそ。店舗以外の用地を地価が上がった時点で売却するというのです。地価は数倍になったのですから簡単に利益が出たのです。船井先生の話を聞くのに会費1万円払いました。貧乏だった僕には大金。当時船井先生の新刊本はほとんど買っていました。
スーパーの物販利益は当時2割台、普通にやっているとそんなに大儲けが出来ない事は誰でも理解できるでしょう。他に儲けの仕組みを作らないと難しいのです。今はイオンがそういうやり方をしていると報道で知りました。スーパーの顔をしてモールに変身しているのです。スーパーでは儲けが出なくでもモールの賃料が大きい。更にファイナンスも無視できないぐらいに収益をあげているとか。イオンカード 息子らが持っています。僕は持っていません。
僕と同じぐらいの時期に脱サラしてビルを建てた人がいます。全国紙の一面で広告を出しているのを見た事があります。ネッ○○コーヒーと言う奴です。一時期この会社にかかわっていたことがあります。社長は一人っ子で奥さんも一人っ子 寺の娘です。彼は僧籍を持っています。老後は寺を継ぐつもりだと聞きました。子供は娘二人。昔は桂に住んでいましたが今は伏見で暮らしています。豪邸らしい。僕が関わっていたころからマルチ商法に販売組織を切り替えました。マルチ商法が僕にはなじめなかったので身を引きました。こほどなくしてビルが建ったのです。これにも裏があると聞きました。マルチを始めて数年後 別の似たような商品のマルチをしている会社の上の方のトップかごそっと入って来たのです。それで売上げが一気に○○倍。僕が関わっていた頃その似たような商品についても聞いたことがあります。元は同じ商品を販売していたお仲間だったようです。兄弟のような内容の商品と言う事になります。
僕が関わっていた期間は短いですが僕の受講生が関わった事もあります。彼女からもいろいろ聞きました。契約著名人も ガッツ○松 ○由里子と変わっていきました。僕自身はその健康食品とかコーヒーを飲んだ事はありません。この会社が講演会をした時に司会をしたこともあります。
10年ぐらい前ですが彼と会ったことがあります。付き合いのあるグリーンアイズの森口さんが「○ル社のコーヒー インスタント フリーズドライ その会社で作っているのなら紹介して欲しい」と言うので仲介をしたのです。話を聞くと原液は作っているがフリーズドライは宇治にある会社に委託していると聞きました。原液は毎日作っていない 数ヶ月に1回作る程度と聞きました。健康食品のフリーズドライはみんなこういうもんらしい、だから高額になるのです。これを毎日製造している会社があればものすごく利益が出ている筈です。工場は開店休業状態です。だからOEMでいろいろな物作っているのです。
こんな素晴らしい人もいますが僕には縁がないです。普通に地道にコツコツと細々ながら続けていくしかないのです。牛のよだれのように。