週間店長情報 高齢者対応の店 2020.09.21
新しい内閣の顔ぶれの中で高齢者がどのくらいいるのか興味津々。70歳代は3人でした。幹事長の二階何とかは80歳代。こんな高齢者が自民党を牛耳っているのです。体力のある50歳台から60歳台が先頭に立っていないのが今の日本です。50 60鼻垂れ小僧を地で言っている状態です。よくも悪くも 団塊が居座っているのです。団塊は生まれた時からこの国のいろいろな分野に影響を与えてきました。学校に入る時期は「学校が足りない」になったのです。出来た学校は団塊が卒業すれば閑古鳥。大学までそうなりました。今は学校が過剰なのです。
今後 団塊は老人ホームに殺到。老人ホームに入れない人が続出。企業は老人ホーム作りに殺到。10年~20年後閑古鳥状態に。突貫工事で老人ホームが大量建設になりそう。
その次に待ち受けているのが葬祭。業者は今から準備しているのです。家族葬、これだけですまないかも。お墓も今までと違ったものが出てくるかもしれません。老人ホーム作りほど盛り上がらないかも。お金を出すのが子供たちだからです。子供の方が人口が少ないのです。
これから20年ぐらい団塊世代は「一人暮らしか夫婦だけの生活」になります。自然食品店を毎週訪問しています。40軒~50軒。自然食品店はまだニッチです。新しいものが大好きな人達が集う店です。無添加 無農薬 と言うキーワードで人が買い物に来るのです。これだと若い人がワンサカのはずですがそうなっていません。「若い人はネットで買う」と言うのも半分当たりでしようが団塊は人口が多いのです。大量の団塊が買い物をするのです。
京都では一人生活です。一日二食。外食はほとんどしません。朝はごはん130g(茶碗に軽く1杯)に味噌汁、焼き魚か煮魚 又は野菜の煮物 夏だとそうめん ざるそば うどん等です。夜は 造り 焼き魚 煮物 酢の物 ビール ごはんは食べません。
この場合の食材 味噌汁の具はじゃがいも 玉ねぎ 揚げ ジャガイモは半分 玉ねぎも小振りなものを半分 揚げは3枚入りの揚げでも1枚。小松菜だと1本。
買い物で困ってしまいます。じゃがいもとか玉ねぎは1個から買えます。揚げは3枚入りですが1枚だけ必要。後の2枚は不要です。玉ねぎも半分だけ売って欲しいのです。先週のこの欄で 食材はいずれ下処理したものが売られる時代が来ると書きましたが じゃがいもは皮むきして味噌汁用にカットしてあると便利。玉ねぎもしかりです。カレー用は別カット。
こういう生活に対応している店は少ないです。食品下処理専門会社が出きると予想しています。この業者が「無農薬」「低農薬」「有機」「自然農」調理前食材を作って店に卸すのです。
「夕食宅配」があるジャンと言われそうです。これは個別対応していません。人は全部違うのです。何がって 年齢 体力 体重 食欲 その日の体調 一律ではないのです。体重80キロと50キロではそもそも食べる量が違うのです。その上30歳と60歳では違うでしょう。同じ人でもデスクワークしている人と肉体労働をしている人でも差が出ます。それと1週間前に予約するはずですがその日にその料理を食べたいかと言えば「判らない」のが人間です。
毎日少しずつ買い物をして自分で料理するのがいいのだと思っています。
台所用具も例外ではありません。一人用が少ないのです。鍋だけではありません。前回で報告した「台所でまな板がいらないとか洗い物がなくとなる」と今のシンクも様変わりしそうです。食器棚とか収納も今までとは変わるはずです。カセットコンロも一人用がないです。一人用の天ぷら鍋も見当たりません。あるのかも知れません。
りんごはカットりんごが普及し始めていると青森から。加工用りんごがそれに廻っています。生産者は加工用りんごとして売らないでカット用りんご加工業者に販売し始めたので加工用りんごを集めるのが大変な状態だとか。自然食品販売が今までと違った形になりそう。高齢者対応に。