週刊店長情報 セミナーまで1カ月 24 2 13
セミナーの打ちあわせをしました。もう14回もしているのでしなくてもいいと考えますが慣れが怖いのです。商売でも同じ事がいえます。毎回打ち合わせは1回だけ1~2時間。今回は土曜日の午後。講師依頼のいきさつとその他お願いしたい事とか問題点を話して当日までに必要なことと当日の段取りなどについて話し合いました。カメラとかビデオについては前もってお願いしています。当日に使うタイトル幕もお願いしなくてはいけません。その他レジメというか当日のプログラム作りは僕の仕事。これには体操のイラストが必要です。今までいろいろな人にお願いしました。毎回同じ人と言うわけにはいかないです。それぞれ事情が変わっていくからです。何せ10年以上続けているのです。以前本物の絵本画家にお願いしたことがあります。1回は快諾してくれたのですが2回目は不可能でした。そりゃそうですノーギャラですから。メンバーの一人に頼んでみたのですが辰のイラストは難しいのでウンと言いません。これも頭痛の種。セミナーのタイトル幕はヨガの先生にお願いしました。ヨガ教室のトレーナー数人にしてもらう予定です。書籍の販売とかの担当もお願いしました。スタッフが足りないのです。和歌山の操体の仲間が「今年はいける。いつまでにいけばいいか」と電話。「設営が終わっておにぎりの食事までには来てくれ」と返事。毎回設営した後 受付までの数十分の間に昼食します。食事はおにぎりとみそ汁。これはヨガの先生が担当。材料の米は僕が調達します。おかずの沢庵は五年漬け 当方の商売物。味噌は彼女の手作り。お茶は片木さんの物。お金のない僕たちはいつもこれです。そういえば付き合いのある店の平戸からも来る事になっています。泊まるということなので先生と彼の分の宿泊も手配しました。いつも妙心寺の中にある宿坊を予約します。先生からも「そこで頼む」とメールがきています。打ち合わせの時に事務局をお願いしている人から問い合わせの内容とかも聞きました。今年は今までより問い合わせが多いらしい。ここまで来たので後は動員の心配です。組織もバックもない僕です。簡単には集まりません。セミナーを始めた時には動員の心配をしなくてもよかったのです。理由はスタッフが大分集めてくれたのです。特に僕の一番弟子は毎回30人近く集客してくれていました。おかげで大分楽でした。それが歳と共に難しくなりました。今は80歳代。その上脳梗塞になった為半身麻痺の状態です。もう頼れません。今まで頼りすぎていた事があだになりました。「いつかはこうなる」と思っていてもなかなか実感出来なかったのです。皆さんの場合だと沢山買ってくれるお客さんが突然いなくなった状態だと考えると判り易いでしょう。いろいろな所にお願いしているところです。出版社の農文協の旧知の営業から携帯に電話。「中橋さん 臼田先生の本はどうするの」「何か関係があるの」と聞くと「先生の本ウチから何冊か出している」「そんなの知らんかった。本は当日先生が持ってくるとのメールが入っている」と言うと「各30冊づついるだろう。先生に在庫あるのだろうか」「先生と話をしてくれ」といったん電話が切れましたがすぐにまた電話で「今回のインフルエンザと戦うな も当方から出ることになっている。今現場に問い合わせている」「間に合うか微妙だと聞いている」「それを当日までに間に合わせるようにする。出版取次に配本する前の状態だが何とか間に合わせる。ほかならぬ中橋さんのことだから」彼とは長い付き合いです。ある時は学会で宿泊費がないとかで僕のホテルの部屋に来て「空いている場所で寝たい」男二人シングルベットで寝るのは「いやだよう。若い女性ならOKだけど」結局長椅子で寝てもらいました。彼らの営業活動を知ると「僕はまだまだ」です。彼らは原チャリ(スーパーカブ)で名古屋から京都まで営業活動をしながらきます。通常出版社は取り次に本を流しておしまいが彼らは学校とか図書館 研究所とかに高価な全集の販売をしているのです。これを見ていると「もう売り先はない。他に手が無い」と言われる人たちには見習いたい方法です。出版社は僕等一般の想像では綺麗な仕事ですが彼らの活動を見ていると「泥臭い」仕事です。我々の仕事だってスマートではないです。