週刊店長情報 お店の病気 26 5 26
ココナツオイルについて
注文が殺到状態 6月下旬になりそうです。
セスキ炭酸ソーダについて
1キロ入りは当分作れません。200g入りでお願いします。
納豆について
京都 亀岡 大豆の確保が出来ない為休止に
お店の病気
もう20年以上前ですが流通新聞で商店診断のコーナーがありました。担当した経営コンサルタントは須田泰三先生と船井幸雄先生。交代で診断していました。小さな店の診断が主でした。いわゆる生業店です。皆さんのお店と同じ規模の店が多かったです。中には借金で首が廻らない状態の店もありました。そう言った場合も誰でも判るアドバイスをしていたのを覚えています。お店の病気も病名が付けられます。病名がつかないと治療が出来ないのは人間の場合と同じです。一番多いのは売り上げ不振病。次に来るのは在庫減らし病。更に経費削減病と言うのもあります。お客の言う事聞かない病、問屋の忠告聞かない病、好き嫌い病。資金不足病、などいろいろです。売り上げ不振病が全体の7割を占めます。この場合の治療法は 船井先生の場合「圧縮付加法」でした。売り場の商品を圧縮 在庫は減らさずに詰めるのです。そうすると物がぎっしり詰まっているように見えるのです。空いたスペースに新たな商品を入れるのです。売り場面積が不足している場合は居住スペースとか在庫スペースを無くして売り場を増やします。資金不足の場合は借入を勧めていました。「もう借りられる所からは全部借りている」と言う場合でも「転換資金」とかいろいろあるらしいのです。とにかく在庫を増やすのがこの病気の治療法。僕が言っているのではありません。船井先生です。船井流は「過去オール善 現状肯定」です。これがダメとかあれがダメとか言わないのです。その為今置いてある不良在庫を斬ったりしません。誰でも聞けば判る内容です。須田先生の場合は実用衣料に転換する方法が目立ちました。昔の売れない店は居座り仕入れの為掛け率がどうしても高かったのです。この場合は現金問屋へ出向いての仕入れを勧めていました。何年分かはスクラップしたのを覚えています。操体法を知ってからは更に法則通りだと実感。操体法は長所伸展法です。船井先生の方法も長所を伸ばす方法です。アドバイスで在庫を減らしてとか軽費を節減してと言う話は皆無でした。とにかく攻め続けると言う印象です。人間の病気だと生活の仕方を変更する事でしょう。重病の場合は手術しか手がないです。商売でいえば転換売り出しと言う事になります。赤字が2年続いたら疑え 3年続いたら捨てろと須田先生は言っていました。もう何回も言っているのでほとんどの人はご存知でしょう。実行した人は皆無。経営コンサルタントにお金を払ってアドバイスを受けると誰でも実行するでしょう。船井先生の本も20冊以上は読んでいます。今は全く買いません。他の本もほとんど買いません。セミナー講師の本は仕入れているのに。読むまとまった時間がありません。商売については少しでも伸びたいと思っていますが実際の動きは全然出来ていません。毎日の仕事をこなすだけで時間が過ぎて行ってしまうのです。時間があれば繁盛店とか参考になる店を訪問見学したいのですがそれもなかなか出来ていないのが現実です。今の状況が改善される見通しはありません。売り上げが激変して減った場合は考えなければならないでしょう。今のところそこまで行っていないからのんきにしているだけ。僕でも「生活に支障が出る」状態になれば「がんばらざるを得ない」です。その場合は取扱商品を増やすか新たなサービスを提供するか方法がないのです。そうしないと売り上げアップは難しいのです。今は送料の見直し程度で済んでいるのです。病気になったら誰でも出来る事をやらざるを得ないのです。