週刊店長情報 あの世から電話 27 8 24
リキッド加糖について
在庫なくなり次第今期の生産はしません。
棒茶について
在庫がほとんどなくなった為450gが大部分になっています。
あの世から電話
お盆前には仲良ししていた人にお供え品を送ります。一人は弟分で桃の生産者だった人、もう一人は兄弟分だった人(弟と兄弟は違うのです。僕的には)更に足と靴の診療所でお世話になった故医師。この三人には本当にお世話になりました。弟分は無農薬桃の生産者 彼は「中橋さんの為に桃を作っている。自分が儲からなくてもいい。中橋さんに喜んでもらいたい」といつも言ってくれました。僕の人生でここまで言われた人はいません。桃の6割近くは廃棄になっていました。完全に無農薬で作るとそうなるのです。兄弟分の彼はリッチマンと廻りから呼ばれていました。いつも先に数十万円入金してくれて注文は後でしてくれたのです。入金があるとその日のうちに待ってもらっている仕入れ先に支払いました。これが20年近く続きました。こう言う人がいた為僕は商売を続けてこられたのです。足と靴の診療所の医師にはこれらと違った意味でお世話になりました。足と靴を勉強できるところは自然食品業界ではありません。靴業界で勉強するしか手がないです。靴の相談日のある診療所は日本にはここだけです。その上靴に保険が利くのです。4年近く毎月通いました。いまでも時間があれば行くようにしています。これがいつものパターン。今年はこれに追加して九州の元の相棒というかガンの再発で商売を断念して僕がそのお客を全部引き受けた人にも送りました。僕の扱っている化粧品を取り扱ってくれた人です。僕等は快進撃。「一か月1万本も夢ではない」と思った物です。数年して彼に肺ガンが見つかったのです。初めは小さかったので手術で対応。1年後転移が見つかったのです。これも抗ガン剤で何とかしのいだのですが数カ月後肺に転移したのです。「これでは仕事を続けるのは無理」と決心。お客の名簿一切を僕にくれたのです。「どんなふうにしようがすきにやってかまわない」と。初めは九州の業者に委託する事を検討。しかし候補は全部僕より年配。熟慮の末「僕が直接引き受ける」事に。これが今も続いています。彼が決断出来たのは元一流製薬メーカーの優秀セールスマンだったからです。製薬メーカーですから「このガンの場合は5年生存率何パーセント」といつも言っていたのです。医薬ビジランスセンターの浜先生は「肺がん治療薬イレッサは無効」と断定していますが彼だと「男性に投与した場合5年生存率何パーセント女性だと何パーセント」と説明。これだけ知っている彼ですから自分の場合もう長くは生きられないと悟ったのでしょう。僕でもいざとなったら判りません。彼にお供えを送ろうと決めた理由は他にもあります。今回のボーロ材料平飼い有精卵は彼の開拓した取引先だったのです。もう8年以上話をした事もありません。数年前に年賀状で「おじんちゃんになった」と書いてあっただけ。それが携帯に着信。初めは家族かと思ったのですが本人。「びっくりした」「ちゃんと生きている。もう責任のある仕事はできないので守衛の仕事をしている。疲れる足が上らない。二階には行けない」「生きているだけで大儲けじゃないですか。○さんの後に発病して亡くなった人周りに沢山います。それが生きているのですから」と僕。彼はそれに加えて肺ガン治療に緑茶がいいと言うのです。静岡医科大学の研究でそう言う論文(2杯と10杯以上では10杯以上の方が長生き)が出て埼玉県立医科大学病院に飛び火。そこでは病院全体で緑茶を飲ませているらしい。更に九大に。エビガロカテキンが腫瘍に効くメカニズムが論文に。「スマホでも見られる」「スマホない」と言うと「ネットで見られる。九大カテキンと打ち込むと出てくる」と彼。「僕は緑茶のおかげでここまで来た」と彼どう考えても「あの世からの電話」だと思えたのです。