週間店長情報 ペットの奴隷になるな? 2023.06.26
「おめぇ ペットも飼った事がないんじゃろう。ペットの事は何も判っていない筈なのに何でペットの話をするんじゃい」と言われそうです。そうです何も判っていないのです。でも動物の動きはチェックしています。動物は一日中ほどんど何もしません。朝に散歩とか筋肉を落とさないように筋トレとかもしません。これを見ていると人間って大変だと実感します。働かないのが動物。銭を稼ぐなんてもっての外です。操体法では動物が全力で走るのは獲物を取る時と危険を察知して逃げる時だけです。
僕が小学生時代のペットはほとんど放し飼いでした。特に犬は要注意でした。よく人間に噛み付くのです。僕も村で有名な噛みつき犬にかまれた事があります。よく吠える犬「スピッツ」と言う犬はほとんど見かけなくなりました。スピッツと揶揄される人はいます。自然食問屋の配送員から「スピッツのいる店」と聞いた事があります。配送員によると「とにかくうるさい。キャンキャンいうのでスピッツ」だと。コリーと言う犬には悪い思い出があります。取引のあった美容室で飼っていたのです。飼うのは構わないのですが店のドアを開けると奥から飛び出してくるのです。コリーってかなり大きな犬です。こんなのが飛びついてくれば犬嫌いのお客さんは「二度と来ない」でしょう。紐で括っておけば良いのにと思います。紐って言うのは僕だけでリードって言うらしい。
寄生虫博士の藤田紘一郎先生がペットを飼っている事を聞きました。子供達が独立して夫婦だけだと会話が成り立たないらしいのです。ペットを飼ってから夫婦の共通話題ができたと言うのです。ペット中心の家族と言う事になります。こういう家庭って増えているのでしょう。
東日本大地震でも避難所に行くのを拒否している人がいるのをテレビで見ました。「この子と離れ離れになるのはいや」だと言うのです。この子はペットの事です。最近の映像ではウクライナのカフカダムの決壊で水浸しになった家の中で老女が探しているのはペットでした。自分の命の次に大切な物のようでした。
このくらい大事なペットですから皆さん大切に扱っています。食べ物だって気を使っているのでしょう。スーパーとかドラッグ又はホームセンターに行くとペットの食品コーナーがだんだん広くなっているのを実感します。付録においていると言う感じではありません。立派な重要コーナーになっているのです。昔僕が小さい自分は全部人間の食べた残り物 いわゆる残飯をあげていたのです。今では考えられないです。今のペット食は贅沢食です。中には僕の食べる物より豪華な食事をペットにあげている家庭もあります。人間のほうがまずい物を食べる世の中になっているのです。
「うちの○○ちゃん。良いものだけしか食べてくれん」とか言う会話を聞いた事があります。食べてくれないととっかえ、ひっかえして食べてくれるものを探しているのです。これってペットの奴隷じゃないですか。知らぬ間に人間のほうがペットの奴隷に成り下がっているのです。
先日亡くなったムツゴロウの動画を見ました。これを見ると面白い事が判ります。初めは対等なのです。じゃれていますが対等の関係です。これを繰り返しているとどういうわけか立場と言うか対等でなくなるのです。それがお腹を出しながら飛びついてくる行動です。お腹を見せるという事は子分になった証だと説明していました。ペット愛好家にもそういう人は居るでしょうが逆の場合もあるのです。人間のほうから抱きついているのです。これって子分になったのと同じです。
今のペット愛好家の大部分は奴隷になっているのです。これを解消するアイデアを1つ。出した食事を食べない場合「あっ そう 今日一日食事抜きね」と一日食事はなしにするのです。次の日の食事も手を出さない場合も「じゃあ 今日も食事抜き」と続けるのです。何回か繰り返すとどんな物でも食べるようになるのです。1日や2日食べないからって死にやしません。食事でペットを子分にしてしまうのです。人間がペットの奴隷になってはいけないのです。