週間店長情報 課題解決商売 2019 10 21
お隣韓国では新卒学生は就職難。有名大学に入れないと良い会社に入れないらしい。その為大学まではがり勉。お勉強しまくりだとか。企業は出来ない子は採用しないのです。趣味だとかしたいことを自由に出来るなんて「夢のまた夢」状態。完全な学歴社会。わが国の状態は真逆。採用したくても人がいないのだと聞きます。同じ少子高齢化の国です。「就職出来ないのなら日本語を覚えて日本で就職したら」と言いたい気分。日本に出稼ぎに来ればいいのです。毎週末に韓国に帰ればいいのです。韓国だとフェリーとか飛行機で簡単に往復出来ます。格安航空会社が更に格安になればこんな事が夢ではなくなるのです。これだと逆に日本人新卒が割を食って就職難になるかもしれません。競争社会が人の能力をアップさせると言います。「経験とは困った回数と期間 解説した数」と言っています。困った回数が多いだけではダメでしょう。困った事から逃げているのと立ち向かうのでは違うのです。といつも自分自身に言い聞かせています。自分の前に起きた困った事は「解決出来る」筈です。解決できない難題を神様とやらは出さないのです。
僕らの商売の課題解決は「無農薬で出来なかったものが無農薬で出来るようになった野菜 果物」とかでしょう。りんごの無農薬は一部を除いて出来ていません。カビが繁殖して無農薬では出来ないからです。ヨーロッパでは無農薬りんごが簡単に出来ます。乾燥しているから。
課題解決は商品のグレードアップ以外でも起きます。販売方法が店売りだけから宅配も参入。これにネット販売も続いています。勢いのあったカタログ販売は下火です。宅配が出てきた時は「これからはこれだ」と思ったものです。30年以上前に船井先生が「いずれ 家に冷蔵庫不要の時代が来る」と言っていました。宅配で生活が一変する筈でしたが現実はそうなっていません。宅配の欠点は「注文してから一週間待たなければいけない」点です。ネット販売はこれよりリードタイムが短いです。これが受けたので大繁盛。好きな時に注文できて早く着くからです。更に進化したネットスーパーの実験が始まっています。即日お届け便です。中国ではネットで店の中をお客さんがリアルタイムで見ながら注文している情景をニュースで見ました。お客さんと店のスタッフが音声でやり取りしながら果物を売っているのです。注文を受けてから数時間で届けられるのです。見ていて「こりゃ便利」と。九州のスーパーでそういう実験をしているという新聞情報。次はこれかも。
容量変更で課題解決と言うのもありです。ひじき入りあられを販売して実感したことがあります。今店で売られているお菓子の容量がほとんど多すぎる事です。30g入り40g入りのお菓子が今のベスト容量だと実感しています。現実はほとんど倍近い80gです。飴の個数も多すぎます。販売するほうとしては半分にすると手間がかかって利益が出ない又は「面倒」生産者とか製造会社はたくさん買ってほしいのです。買う方は「今食べたい分だけ売って欲しい」のです。これ以外にもいろいろな商品の容量を見直す必要がありそうです。欠点はかなりの割高になる事です。この問題を解決するだけで売れ方が変わるのです。10年前20年前30年前の常識を引きずっているのが製造 生産者です。変化に弱いか 変化に気づいていないかどちらかです。
配送方法も課題解決できれば大儲けになるかも。当方だと宅配便に全部任せるという手があります。愛知県の同業者が宅配に切り替えて6ヶ月ぐらいになります。自社便配送で合わないから宅配に切り替えたと見ています。どうなるか注目しています。旗色が良い会社がするのではなさそう。
自分で配達するコストを計算すると「合わない」です。賢い人はすぐに宅配に切り替えるでしょう。僕はパーですから自分での配達にこだわっています。理由は「この業界はこれから」だからです。解決しなくてはいけない事と商品が沢山あるのです。現場に解決策が潜んでいると考えています。情報はネットで見られるという人がいます。僕は「へんこ」ですから「ネットはウソもつく」と。「終わった」業界なら合理化がベスト。自然食品店は課題解決商売やること一杯です。