週刊店長情報 ハリオロトについて 25 7 8
僕はコーヒー通ではないです。先週ハリオロトを紹介しました。ハリオ陶器ロトはグリーンアイズの気楽堂で実際に使っている物です。特徴は円錐型になっている事と螺旋上の切り込が入っている事です。一般のロトは台形の形をしています。コーヒー通なら関心がありそうです。コーヒーメーカーを使っている人には「何のこっちゃい」。クッキー屋を始める夫婦が「コーヒーを淹れ方を教えてほしい」と言う事からグリーンアイズの森口さんに5時間話を一緒に聞くことに。クッキー屋を始めた夫婦は「やっぱり無理」となりました。5時間は無駄になったのです。森口さんには大変な迷惑をかけてしまいました。「それなら僕がちゃんと入れられるようになろう」と決心。ロトとサーバー、ケットルを買いました。彼から「ちゃんと入れられるようになるには100杯くらい点てて味見をして捨て続けるぐらいでないと」と言われました。そこで実行する事に。ネットで動画を検索。ネットのように膨らみません。簡単な手引きのミルも買いました。1日に10杯ぐらい飲んだ事もあります。そこで「コーヒーは陰性」だという正食の考え方は間違っているのではないかと。糖質成分も多いのです。確かに利尿作用はあります。があまり身体は冷えないのです。コーヒーの栽培地は「冷涼な高地」だと聞きました。熱帯ではないです。昔の正食指導者は温かい地方で出来るものは全部陰性だと判断したのです。当時コーヒーを飲む人達は金持ちだったのも原因でしょう。正食って金持ちを相手にした健康法だったのです。コーヒー通は「喫茶店で出しているコーヒーを自分で点てたい」と考えるのです。ロトとケットル サーバーを買い揃えてコーヒーを点てている人が増えているのです。プラスチックのロトは安価ですが本格的にとなると陶器又はガラス製です。ブラとの違いは熱の問題です。陶器はいったん温まると冷めにくいのです。コーヒーのお湯の温度90度ぐらい。沸騰したお湯の踊りが無くなった頃がその温度。台形のロトとハリオの円錐ロトではお湯の落ち方が違います。台形ロトは落ちる穴が2又は3です。それに対して円錐ロトは1ツです。お湯が1ヶ所に集中するのです。これが最大の違いです。下にかかる水圧が違うと見ています。ペーパーもロトメーカーのペーパーがお奨め。というかロトメーカーは自社のロトに合うペーパーを販売しているのです。スーパーで販売されている格安のペーパーを使用するという場合も多い筈です。その場合はいつも同じメーカーの物を使って点てるのがいいようです。スプーンはハリオ10g、普通ロトは8gです。点て方で工夫すれば8gでもいいのかも。毎週バイトに来ている「ふりかけ隊」のメンバーにハリオのロトでコーヒーを点てています。豆から挽いて。福井に帰った時は自宅にある簡単なコーヒーメーカーで台形ロトとサーバーを使って点てています。ここでは豆ではなく粉から。豆からと粉からの違いは「むらし」の時の膨らみが違います。豆からだとむらしの膨らみが「ふわっと」なります。粉からだと今の僕の技術ではほとんど膨らみません。森口さんによると「点て方による」らしいのです。修行が足りない僕です。コーヒーは嗜好品なのでハリオが一番美味しいとは言いません。僕の判断は「濃く出る」です。ついでに言えば初めの1杯目が一番です。3杯点てで初めの1杯目が一番濃い。3杯サーバーに入れたものを飲むのではなく1杯ずつ淹れていくのです。これが「ノンホモ点て」僕の造語です。ノンホモ点てのコーヒーは1杯目 2杯目 3杯目では味が違います。3杯目は「うすい」です。これも好みです。うすいほうがいいと言う人もいるのです。森口さんによるとカフェインは水に溶けるらしい。と言う事は3杯目が一番身体に優しい筈です。これだと1杯目と2杯目では別料金も考えられます。別々にしないで3杯一緒の場合は「ホモ点て」味は均質化。普通です。緑茶もそんな風にしています。ノンホモとかホモジなナイズというのは牛乳で出てくる言葉。螺旋の切り込みについては水がそのままだと螺旋状というかスパイラル状に水は落ちていきます。コーヒーの場合はロトの上にペーパー更にコーヒーの粉がついています。効果については?まずは自分で試してみる事です。