週間店長情報 病院食は完全ではない 31 4 15
操体法の食事法は歯の構成の割合で食べる事を提案しています。犬歯4本 門歯8本 臼歯20本。簡単に言えば肉、魚の重さの倍ぐらいの野菜、その合計の重量より少し多めのごはんを食べる事。20年以上この話をしていました。「自然法則はそうなっている」ので間違いはないと思っていました。高齢者の食事については考えていません。誰も異議は唱えませんでした。
今ははっきりいえます「高齢者の食事は成人と同じではない」と。昨年のセミナー講師は「歯は抜け落ちる順番がある」と。初耳。知らなかったのです。自然法則が正しければ「抜け落ちる順で食事の割合も変更」がいいのです。「歯の生える順番で離乳食を与えるといい」と言う人はいます。高齢者は眼中になかったと言われてもしょうがないです。抜ける歯の順番は前歯と臼歯。
歯の抜ける順番が法則通りなら高齢者の食事はごはんと野菜の量を減らすのが正解です。こんなことを言っている人はいません。肉を食べる歯の犬歯は最後まで残っているらしい。これだと「高齢者は死ぬまで肉を食べてもいい」のです。歳を取ったら無理に食べないという選択肢はないです。玄米菜食は歯の構成から言えば自然法則違反です。こういうと玄米菜食愛好者は困るでしょう。
草食動物の歯は門歯だけ。食べるのは野菜だけ。肉食動物の犬歯は大きいです。野生動物の食生活は歯の構成に従っています。人間の高齢者の食事指針の根拠は?なのです。
僕は20年以上2食でした。ごはんは1日1膳。これで体調に問題は無かったのです。入院で1日3食に。ごはんは3膳。医者が「規則だから従ってくれ」と言うので従う事に。結果がどうなるか知りたかったのです。骨折して入院が無ければこういうチャンスは無かったです。
塩分1日8gの食事と言う事なので0.8%食事に合わせる事に。1日合計1000gの食事を続けました。出てくる食事の重量は1日トータル1300g前後。朝昼出るパックの牛乳 ジュースを飲まないと約1000gになります。素直に1ヶ月半続けました。これについては報告した事があります。
便秘が続いたので疑問が。初めは生活環境が変わった又はトイレが変わったのでしょうがないと思っていました。「いずれ元に戻る」楽観的でした。看護師は毎日大小便チェックしています。4日も続くと「何とかしなければ」となり水分をいつもより多目に取る事に。これでやっと出るという状況。入院するまでは便秘になったら水分を取るという事はしていませんでした。
ここで「何で便秘」と考察。悪い性格が災いします。理由を知りたくなったのです。この世に起きる事は「偶然はなく必然だけ」というのが僕の考え。食事を検討する事に。内容にけちをつけても解決しません。毎食温かい物が数品出てきます。栄養的にも問題ないのでしょう。結果便秘解消しないのですから何らかの理由がある筈です。
昔 漢方食講座というのを受講したことがあります。基本の話は「下痢をしたら便秘になる物を処方する、便秘の場合は下痢をする物を食べさせる」だと教えてもらいました。
僕にとっては「病院食は便秘食」ということになります。入院までの食事は「朝は御飯に味噌汁 昼はなし 夜はおかずだけと言う生活。おかずに生野菜がたくさん。病院食では生野菜はほとんど出ません。生野菜不足が便秘の理由でしょう。同室の二人も入院後は便秘らしい。
食事内容を変えなくてはいけない状況が。痛風の発作(痛み)の初期症状が。入院して痛風の痛みが出たなんてシャレになりません。素直に食べている場合ではないです。何とか痛みをとらなければ。この食事では解決しません。お茶 水 缶コーヒーを多飲。添加物がどうとかまずいとか言っている場合ではないです。2日ほどで痛みは解消。その後1日3膳のごはんを1膳に変更。朝は1膳とおかず、昼食は味噌汁とおかずだけ。夜も同じ。入院前食事と同じです。体調はよくなりました。身体は正直です。「自分の健康は自分で守ろう」自分なりの羅針盤が必要です。役に立つのは「下痢には便秘薬 便秘には下痢薬」と言う考え方。結論 病院食は完全ではない!