週間店長情報 信用は足し算 28 11 7~9
マルカワ味噌
一部容量変更価格も変更になっています。11月から詳しくはマルカワホームページで確認して下さい。尚1キロ入りの卸取り扱いはないです。定価扱いになります。
冷凍品の価格変更
月一冷凍取り扱いのうち北海道からのもの秋鮭類値上がりです。今月から
信用は足し算
自然食業界と付き合い始めて30年以上になります。その前から取り扱っている化粧品の方が長いです。化粧品取り扱いでは間違いは皆無。半ダース1ダースとかの単位だったので取引の卸価格は暗算で出来たのです。昔は間違いがなかったと言っても今の皆さんはほとんど信用できないでしょう。本当の僕は「間違わない」のです。それが自然食取り扱いで間違いが頻繁に起きました。日配品の取り扱いが僕のコンピューターを狂わしたのです。化粧品の常識が全く当てはまらないのがこの商売です。始めは面食らったのです。1000円以上の取り扱いから100円台の商品に変わったのです。一桁価格が下がったのです。これが逆なら間違いが起きることはないのに。同じ大きさでも1000円と100円ではこちらのモチベーションが違うのです。自分ではそういう気はないのですが心のどこかにそういう気持ちがあったのでしよう。今はずいぶん改善しました。自然食品店の新規開拓はほとんど失敗。食品ですから一面識もない人を信用しないのが普通です。当時は今のような格好ではなく普通の格好でした。きっと「胡散臭い」人間に見られたのでしょう。始めは操体法関係から付き合いが始まりました。でもわずかです。売り上げはたいしたことはなかったです。時間も一杯あった時期です。その時分大津にある自然食品店でグリーンアイズの森口さん(当時は玉屋コーヒー勤務 独立する前です)お茶の片木さんとストーブの前でいろいろ話をしていました。20年以上前です。コーヒーとかお茶については全く知らなかったのです。お茶については販売アレルギーがありました。片木さんの話を聞いていると僕は「群盲 象をなでる」状態だということがわかりました。結局知識もないのに「美味しい」とか「安全」とか言っての販売していたのです。一番茶と二番茶の違いとか「かりがね」がどういうお茶かなんていう知識はなかったのです。売れるわけがなかったのです。コーヒーについても「何でブレンドするのか」とか産地によって豆の味が違うことを知りました。その上どんなに良い豆であっても焙煎がうまくなければ美味しいコーヒーにならないことも知りました。知識が増えることで売れるようになったのです。20年以上かかりました。僕に信用がなかったので周りの人の紹介で新規取扱店が増えていったのです。信用は僕の周りの人の方があります。僕はそれに乗っかっていただけです。実家のある福井県では全く信用がないので取引店が出来ません。福井県からの注文は業者を通して来ています。僕が断られた店から。しかも二つの業者が入っています。その業者は10年以上その店と付き合っている模様。福井県に家があるだけでは信用はないのです。新規取引先が出来ないのは僕の話し方に原因があるかも知れません。僕の話し言葉は福井県の言葉と少し違っています。京都に住んでいる期間が長いので福井県の言葉にはなっていないのです。京都弁でもありません。今は福井県の新規取引先を作ることは諦めています。「麒麟麦酒高知県の奇跡」と言う本を立ち読み。キリンは昔ダントツ一番でしたが今は二番手です。長い期間一番だったので訪問をほとんどしなくても売り上げが上がっていたのです。ここでは一極集中訪問を徹底した結果売り上げが上がり始めたというのです。支店長が本気になって訪問先を1点に絞った結果です。この場合は訪問の繰り返しが信用につながったのです。1回の訪問で信用は出来ません。回数が増え続けることで信用が付いたのです。判りやすい話です。信用はつくづく足し算だと思いませんか。