週刊店長情報 店を虐めるキャッシュレス決済 31 1 7
クレジットカードを1枚だけ持っています。セゾンカードと言うやつです。キャッシュカードは数枚あります。銀行に行って現金を引き出す為です。以前はよく行きましたが今は月に2~3回ぐらいです。長年銀行のATMで振込カードを使って仕入れ代金の支払いをしていました。今はネット送金にした為行く回数が減ったのです。これで充分だと思うのです。
政府はキャッシュレス決済をけしかけています。消費税アップのタイミングで数%還元するから「どうかキャッシュレス決済してくれ」と国民に頼み込む始末。
これにいちゃもんをつける気はありません。「そんなもん 好きにしたらいい」という気分。需要と供給で決まるのが世の中。ほおって置いても便利な方に変わるのです。お上が口出しすべき問題ではないと思っています。信販会社の販促に一役買っているのかも。
キャッシュカードは政府が奨励しなくても広がったじゃないですか。ついでに言えば携帯電話もあっという間に広がったのです。「こりゃ便利」となれば誰でも使いたがるのです。
キャッシュレス決済だって便利ならみんなそうするはずです。そうなっていないのは別の理由があるからでしょう。僕はカード決済をほとんどしません。理由はと言われると「別に」「判りません」困っていないからです。還元とか割引はニンジンに弱い関西人には受けるかも。
ホームセンターで買い物をしているとカード決済の現場に出くわすことが有ります。レジ終了後の現金受領の場面でカードを提示するとカードリーダーに入れて「サインして 何回払い」とレジ係。確認して終了。これを「便利」ととるか「不便」と取るか分かれるところです。
僕はへそ曲がりですから「不便」派です。スーパーでも同じ場面に出くわします。これで2%還元ですから広がること間違いなしでしょう。と言いたいですが逆の立場になると「困った」事になるかもしれません。キャッシュレス決済は貨幣流通を否定する決済方式です。仮想通貨も出てきました。これだと信用があれば誰でも貨幣を発行できるのです。取引も 銀行でなくてもいい事になります。ネット決済が出来るのならメール決済も可能の筈です。手数料は限りなく無料に。
キャッシュレス決済の店側のメリットは現金の受け渡しがないだけ便利と言うかもしれませんが「かなり面倒」の筈です。スーパー百貨店とか大きな店の場合管理の面から言えばキャッシュレス決済は便利ですが小さな店では不便だとみています。
一番の欠点は決済手数料。これって買う人が払うのではないです。全部売る店が負担するのです。これが0.1%だと「しゃあない」で済みますが3%とかだと「バカに出来ない」筈です。1日の売り上げ10万円で3千円の手数料は「痛い」と思うのは僕だけでしょうか。更に入金まで1ヶ月近くかかります。「そんなん 待てん。仕入の支払いに間に合わない」これが実際に起こっている現実だと思います。これって本当に便利でしょうか。
政府は「先進国でビリ 中国 韓国にも負けている」と言いますが日本より遅れている先進国があります。ドイツです。理由は判らないそうです。ナチスとかの関係があるらしい。
店側から言えば現金決済の方が「お得」です。決済の為の読み取り機の負担と手数料負担がないのと入金までのタイムラグもありません。現金支払いの場合3%手数料を分を割引した方がまし。
キャッスレス決済が進むと困る人達がいます。「ドロボー」実際に中国で田舎から出てきたドロボーがコンビニにドロボーに入っても「レジに金がない」現実が。困ったことに。
偽札作りも「紙幣流通あってこそ成り立つ」のですがキャッシュレス決済だと需要がなくなり困ったことに。事実中国では皆無になったそうです。すりも可哀そうに仕事が無くなります。
ヤーさんに全く恩恵なし。口座開設出来ないのですから。「平等ではない」と騒いでもダメ。
逆に増えてきたのが電子ドロボー 電子詐欺。これからはこれがトレンドになりそう。