週刊店長情報 教授の着服と賄賂 25 7 29
国立大学の教授が不正受給をしていたとかデータのねつ造というか明らかなミスで論文が取り消されたと言う新聞報道。国立大学の教授の悩みの種は「金」チームの助教授、助手に充分な研究費を与えられないのです。大学からの配給では足りないのです。教授が講演にひっぱりだこだと講演料で賄う事が出来ます。そんな教授はほとんどいません。大部分の教授は「金が欲しい」状態。自分がねこばばする為ではないのです。これが私立大学との違いです。医科大学だともっと顕著です。国立大学の設備と私立大学の設備では雲泥の差があるのです。国立大学の設備は老朽化が進んでいても設備一新とはなかなかなりません。私立大学は学生とか会社からの寄付金で設備を一新する事が出来ます。医学部だと教授が出入りの製薬会社の人に「ちょっと研究費が足りない」と言えば「用立てしましよう」とか「雑用してくれる人が足りない」と言えば「ウチから出します」となるでしょう。更に「研究の助手の薬剤師が一人不足」と言えば「ウチの会社の人を派遣します」となるのです。製薬会社だけでなく健康食品会社からの派遣もあります。これでは国立大学は勝てません。もっと言えば製薬会社の設備には私立大学でも勝てないでしょう。検査とかデータ集めも製薬会社には勝てません。「厚労省に出すデータを作りに協力して欲しい」と要請されると二つ返事で引き受けるでしょう。いろいろお世話になっている会社からの要請では断りきれないでしょう。その上お膳立てはすべて会社が。これでデータ捏造がないとか公正とはいえないでしよう。厚労省は検査する設備が老朽化しているかないかどちらかでしょう。新たに施設を作るとなるとすごい金になるのです。これでは製薬会社のやりたい放題です。これをチェックする方法も無いのです。日本では「薬のチェック」の医薬ビジランスセンターぐらいです。データの取り方にも不満があります。僕等の操体でも操体バランス研究会でも発表があります。データを示しますが重大な間違いがあるのです。それは心の問題です。データを取る人と被験者との関係です。被験者に対してが若くて可愛い女性操者の要請のデータとヤーサンの様な操者では出来上がってくるデータが違う筈です。快不快が初めにあるのです。これだけでも大変な問題なのにいつもいろいろ面倒を見てもらっている「なあ なぁ」の関係ではデータ捏造なんてあって当たり前だと思うのです。製薬メーカーには魂胆があるのです。見返りを全く期待しないと言う会社は無いのが普通。「当社は全く見返りを期待していません」なんて言う製薬会社だと聖人君子。そんな人が製薬会社に居る訳が無いと思います。政治その他いろいろな要素もからんでいるのです。海外からの圧力もあります。敵は厚労省だけではないのです。いろいろな便宜は賄賂と特定されるものです。でも取り締まる方法がないのです。国立大学の教授の着服なんて可愛いもんです。もっと大きな取り締まりをしなければいけない真実は「闇の中」今年のセミナー講師の「精神科は今日もやりたい放題」もその一つだと見ています。皆さんの扱っている健康食品も会社が大学に薬剤師を派遣しているかも知れません。「大学と共同研究している」と言う建て前です。僕の知っている会社は大阪の私立大学に薬剤師を数年派遣しています。会社はテレビCMを流すくらい有名になりました。本社は自社ビル。別の所に研究所もあります。新聞半面の広告も出しています。びっくりです。皆さんの付き合っている健康食品会社が全部そうではないでしょうが。健康食品会社がそうでなくてもその上の基材を提供している会社が医科大と付き合っている場合もあるでしょう。化粧品も例外ではないかもしれません。自分達には全く関係が無いとたかをくくっていても間接的に関わっている場合もあるのです。テレビ時代劇で代官と米問屋が癒着している話がたくさん出てきますがそれと同じ事が起きている可能性があるのです。米問屋が悪代官と結託して米の横流しをして農民には「良い顔」をしているという構図。時代劇なら正義の味方が悪代官をやっつけるというパッピーエンドになるのですが現実は悪代官が大笑いしてハッピーエンドで終わるのです。中国だと悪代官が永遠にハッピーエンド状態。