週刊店長情報 円安で大変 円高でも大変 26 10 20
いちうろこ 北海道冷凍品 値上げ 別紙
練り物は9月ぐらいに連絡が入りました。原料のすり身の値上がりです。北海道冷凍品は諸経費の値上がりだと説明されました。
グリーンアイズコーヒー 値上げ
世界的な生豆の値上がりと円安の為。12月からですがいつも「値上げは遅く値下げは素早く」と言っているので12月は現行通りで1月の新年度からの値上げにしたいと思っています。
円安で大変 円高でも大変
今回の円安で輸入品は打撃。80円台から106円になったのですから大変。100円ぐらいまでは想定内だったのでしょう。110円近くなったことから各社値上げに動き始めました。110円近くになったところで一気に105円まで値上がりしました。予測は不能です。長い間100円台だった時は各社何も言いませんでした。80円になった時は各社だんまり。「円高で原料安、値下げしたい」と言った会社はありません。輸出産業は大儲けしているのに大騒ぎはしません。慣れているからでしよう。更に輸出戻し税というのがあって払った消費税が還付されるとも。マスコミは被害者視点で記事を書いているのです。弱者中心の記事は受けがいいのでしよう。景気が以前の消費税アップより悪くなっているグラフを見ました。同じ落ち込みですが前回より落ち込みが大きいのです。逆の考えもあります。これだと消費税アップの影響は長く続かないとなります。お店の売り上げがどうなってきたのかが一番の関心事。今のところ落ち込みは少ないです。円高円安どちらに転んでも大変です。誰かが大変になるからです。誰も影響を受けない事態にはならないのです。近頃の問屋メーカーは仕入れに対して厳しくなっています。「3万円以下送料がかかります」と言うのです。6万円とか10万円の仕入れだったら送料キックバックしてくれるのでしょうか。それなのに「後2000円不足です」と言うのです。取引が1回こっきりとか1年に数回の取引ならそれもありですが毎月又は毎週の場合がほとんどの筈。「融通が効かない」と言うか会社だとそうなるのです。僕が社長で従業員に指示する場合「3万円以下の注文は送料つけろ」と言うでしょう。でも「毎回又は月の売り上げが10万円以上の場合は臨機応変に」と付け加える筈です。こういうと現場の判断で出来るから3000円不足でも送料無料に出来るのです。この業界だけかも知れませんが一度上がった仕入れ価格は下がる事はないです。その為頻繁な値上げもないです。10年以上値上がりしていない仕入れ先もあります。化粧品だともっと値上がりしません。30年以上値上がりしていない会社もあります。化粧品も原材料は値上げになっている筈ですが値上げしないのが普通。利益率がいいのでしよう。化粧品会社は研究とかしなければ本当に儲かる業種かも。いつぞや付き合いのある化粧品メーカーの部長に「何もしないで毎日お茶しているほうが儲かる」と言った事があります。一つヒット商品が出ると次から次と新規アイテムを増やしたがるのがメーカー。でも大部分はハズレというかヒットしないのが普通。アイテムを増やすと余分に経費がかかり儲けを食いつぶすのです。その為「何もしない」のが一番ですがそれだと「士気が上がらない」らしいのです。研究員は研究の成果を見たいのでアイテムを増やしたいのです。又売りの現場でも新アイテムは魅力です。労せずして売り上げアップが見込めるからです。新商品病と言う名の病気。円安 円高を逆手に取った「売りだし」をしたのを聞きません。一般流通では逆張りをしたセールが目立ちます。円安輸入品は赤字覚悟の特売 円高輸入品も特売です。円安で原料高 値上げしますでは芸がないとも。当方も何か手立てを考えなければと思っています。練り物は別に運賃もつくので値上げしないと赤字転落です。これは勘弁してもらってコーヒーの値上げ遅延ぐらいしか思い浮かばないのは当方に知恵がないからです。こんな時「誰も解決できない問題を誰も考えつかない方法で解決する」案を