週間店長情報 一点豪華主義 2020.10.26
「どうするの」と家内。「寒い時期はいや。五月の連休ぐらいがいいのでは」と僕。当家の法事の事です。1月の事です。当方の旦那寺に行くと今年の各家の法事が出ています。誰でも見られるのです。同じ村に姉がいて同じ旦那寺 正月にお宮参りをした後に寺に寄って当家の法事のことを知ったのでしょう。姉から家内に連絡がはいったのです。
五月の連休に法事をすれば仕事に差しつかえないのです。コロナの騒ぎがない状態での話でした。騒ぎで5月の連休にするのを断念。お盆には毎年墓参りをします。その帰りにお寺に行き法事が出ている事を確認。法事が終わった家の所には印が入っています。当家のはそのまま。これってプライバシーの侵害になるように思えます。「来年と言うわけにはいかんだろう」子供達から「速く決めてくれ。仕事の都合があるから」と言われています。住職に連絡して日時を決めました。普通日曜日ですが今の僕では日曜日は不可能。土曜日の昼に決定。親戚を呼んでの正式な法事 姉妹だけを呼んでのあげおけ(簡素な法事)このどちらかですが今回はコロナの騒動 姉妹も呼ばない家族だけの法事にする事に。その由を姉妹に連絡。北海道にいる弟にもメールで連絡。後は法事終了後の家族だけの食事をどうするかも僕が考えます。
10月17日 当日 住職が来て読経が始まりました。1時間かかります。読経の最中に住職が腰を上げました。「どうしたんじゃろう。新しいお経のあげかたかなぁ」とも考えました。2回目腰を上げたときには折りたたみ式の正座用椅子をお尻にすべりこましました。「どうやら おっさん 足が痛いみたい」正座用座椅子があれば大丈夫です。と思っていましたが更に何回も腰を上げるのです。1時間の読経の最中に5回以上腰を上げたのです。和尚は僕より20歳は若い筈です。正座はプロの筈。80歳の高齢の住職が椅子で読経するのを見たことがあります。若い住職が正座できないなんて信じられないのです。これも僕の常識。でも当たり前と言えば当たり前です。彼のもう一つの顔は村はずれにある特別養護老人ホームの介護福祉士です。通常正座する事はないのです。葬式も近頃は会館で行う椅子式。法事の時だけ正座しての読経なのです。僕は正座反対派です。正座は身体に良くないと思っています。日本人の古来の座り方は胡坐です。そんきょというのもありますが昔の絵図とかをみても正座はないのです。畳部屋での日常生活もなかったのです。通常は板間でした。土間というのは料理をしたりする場所です。
読経終了後の一服の時に住職が話をしてくれました。「実は足が痛くて」と言い 治療師の長男に「どうしたらいい」と相談していました。足背部が圧迫され続けると痛みが出るのです。当たり前です。本当はしないのが一番です。今の若い人は正座出来ません。する機会がないです。今後正座を強要する宗教は大変です。僕は裏技を知っています。教えてもらった事があるからです。1時間じっと座っているは拷問と同じです。正座させて石を抱かせる拷問がある事を何かの本で読んだことがあります。明治時代のことだったと記憶しています。
住職が帰ってから家族で食事。家内の従兄弟に仕出し屋があるので「そこにするか」と家内に聞けば「うもねぇ」(まずい)と言うのです。そこで地区の飲み屋?仕出し屋もしているという○○屋に弁当をお願いしました。初めてなので興味津々。何が出るのか判らない。たかが弁当ですけど。
弁当の蓋を開けた時一同眼が点。「えぇっ うそ 何で こんな弁当見た事ない」刺身の所にトロ7~8切れ入っていたのです。トロ赤みではないです。これは大トロか中トロ。通常3色盛りとかで赤みのトロは入っていても全部中トロの入った弁当は御目にかかった事がなかったのです。これで大盛り上がり。後の料理も美味しかったのですがトロには敵いません。
宝くじも3億ビックとかジャンボは1等が超豪華。これと同じでしょう。これを見て「サプライズ 一点豪華は人を引き付けるのです。人も店も同じかも知れません。いゃあ 美味かった。