週間店長情報 黄色いりんごがうまい 29 10 30
チョコレート
到着は今週後半になりそうです。配達は来週?この原稿を書いている時点では未着。
エコなこんにゃく 価格変更 130g120円に
毎週少量入荷しています。各店2個ぐらいだと対応できます。ニシンバレと相性よさそう。
黄色いりんごがうまい
りんごの取扱い初めは長野県のりんごでした。当時自然食品店との取引は少なくあまり売れませんでした。その上特徴が。箱の中は小さいりんご 大きいりんご 傷のあるりんご 未熟りんごが無選別で入っていたのです。1箱買ってもらっても店では選別して販売していたのです。「選別して欲しい」とお願いしたら「たいして売りもしないのに文句は一人前」と言われたのをきっかけに取引を止めました。「大地を守る会」のイベントに参加したことから今の生産者と取引する事に。仕入れ量は10倍になりました。りんご取扱いが縁で正食の考え方が完全でない事も知りました。りんごは10月と3月がよく売れたのです。4月5月でもあれば売れたのです。人間はウソをつきますがお金を出す時うそはないです。この現象から「旬のものを食べると健康は?」だと考えるようになったのです。この点については何回もお伝えした事があります。先人の教えは絶対ではないのです。たとえ正食の桜沢先生とか操体法の橋本先生でも。僕はりんごを買って食べた事がありません。味見をする事はあります。りんごだけでなく果物を買って食べることはありません。貧乏だから。というか果物を買って食べる家ではなかったのです。果物はもらって食べた印象しかありません。りんごについては赤いと黄色いぐらいしか知らなかったのです。今は品種が増えています。皆さんの店では一部のお店を除いて1種類のりんごしか取扱っていません。理由は「売れないから」いやよくわかりません。赤いりんごは津軽 ジョナ 千秋 紅玉 北斗 ふじ 黄色いりんごは 王林 むつ トキ こうこう 金星です。一番糖度の高いりんごは たぶん(生産者に聞いた話) むつ こうこう トキ 北斗 次がふじ その次がその他のりんごということになりそうです。「何で むつなの」と言われそうです。むつは酸味もありますが糖度は一番。実際は不人気です。不人気一番は千秋でしょう。ほとんどの店が避けて通ります。それしかないときに注文するぐらいです。むつはこの業界では黄色いですが一般市場では赤いです。有袋栽培だからです。収穫前に袋をかけて収穫する少し前に袋を取って数日すると赤くなるのです。袋をかけたりんごよりかけない無袋栽培のりんごの方が「糖度が高い」のも判っています。ふじは随分前から無袋栽培になっています。収穫したての柔らかい品種 むつ 王林 ジョナは硬いです。大きいりんごより小さいりんごの方が硬い。店ではジョナなら1種類しか置きませんが 長野と青森 秋田のジョナの味はそれぞれ違うのです。操体法の全国大会で青森にいった時、同宿していた校長先生上りの人から「北のりんごと南のりんごは味の質が違う」と教えてもらいました。北津軽と南津軽の事です。北のほうがまずいらしい。みかんでも同じ事を言います。「これは 山東(さんど) こっちは有田 そっちは下津」その上「これは○○の早生」とか言うのです。りんごだって生産地が変われば味が違うのです。こういう食べ比べも面白そうです。「りんごはりんご。みんな一緒」ではないのです。近頃黄色いりんごが人気になっています。理由は二つ。うまいのと生産者の都合。葉とらずりんごが美味しいのは大分知れ渡ってきました。葉を取らないほうが樹を傷めないので糖度もアップするのです。赤いりんごは大変です。葉を取るというか「玉廻し」と言ってりんごの廻りの葉を取る作業があるのです。その上りんごの木の下に反射材を敷き詰めると全体に赤いりんごが出来るのです。この作業がいらないのが黄色いりんご。皮をむけばみんな一緒のりんご。りんごの木 生産者 消費者 の三方よしの「黄色いりんごはうまい」のです。