週刊店長情報 原発事故が解決すると新たな問題が 23 10 31
誰もが原発事故の早期解決を願っています。この問題が解決して元通りの生活に戻ることを福島の人たちは夢見ています。以前と同じ状況というのは放射能汚染も無くなってしまう事を指しています。今も懸命にその方面の人たちは努力している筈です。復興はあまりすすんでいないと感じます。ほとんど毎週 救援物資を送っていますが要望を聞くと生活消耗品の希望が多いのです。これだけ時間がたっているのです。普通で考えると家が建ち始めていい頃です。そうなっていないのは東北という土地柄でしようか。冬に家を新築する人は東北では少ない筈。福井県だって冬に家を建てる人はあまりいません。甥っ子の瓦職人から「冬は仕事がない」と聞いています。原発事故が解決すると万々歳です。そう思いたいです。でも結果違った方向にこの国が進みそうです。今は誰でも「原発反対」と叫んでいます。そんな中でも政府は「日本の技術は素晴らしいので要請があれば進んで提供する」と言っています。これは「原発プラントをこれからも輸出する用意があります」と宣言しているようなものです。除染技術が進んで完璧に除染が出来、原発も簡単に解体出来て更地に出来る技術が出来たとなると日本は世界一の除染技術を持つことになります。世界中から日本の原発を買いたいと殺到するのです。「あれだけひどい被害にあっても全く元通りにしてしまう日本の技術はすごい」と世界中の国が考えてしまうのです。今でも「導入したい」国があるのです。それが更に安全神話がつくのです。結果日本の原子力産業が大発展しそうです。これって良いことですか。僕は?です。「停止 停止」と叫んでいますが電力会社は虎視眈々と「原発再稼働」を狙っています。理屈付けが出来ればすぐに再開する筈です。原発立地県は政府のお墨付きをもらいたいのです。「政府が再稼働の条件を示してほしい」と言っています。どの知事も「全部廃炉」と言う人はいません。言えませんというかこれは国策で実行されているのです。たぶん知事に権限はない。また別の問題も出てきます。再稼働が進まないと税収の確保が難しいのです。理想は原発のない社会ですがそういう社会は過疎を更に過疎にします。都会にいる人たちは理想を叫ぶ事が出来ます。過疎に住んでいると理想を追求すると村に人はいなくなってしまいます。田舎に新しい産業を興す覚悟は町の人たちにはないのです。僕が言っている「街に別荘を」と言うアイデアに補助金をつけるくらいのことをしてほしいのです。村の山の頂上にヘリポートを作って都会に一っ飛びというのにも補助金をつけると我も我もと田舎に人が殺到するでしょう。このくらいの振興策を実施するといいのです。と言う僕のアイデアも「おじぇじぇ」が無い為に実現が不可能です。僕が大金持ちになったらすぐに実行出来ます。といっても今の僕の収入では100年経っても不可能です。