週刊店長情報 お客の嫌がる事 26 4 14
お詫び
包帯の巻き方について判りずらい部分がありました。青木先生の了解をえてメールのコピーを本の買った店に差し上げます。セミナー参加者にも。欲しいお店は意志表示を。
お客の嫌がる事
来店客にとって店は「得をする場所」だと船井幸雄先生が言っています。店が得する場所ではないのです。そういう意味では店には買いたい物が沢山あると良いのです。その逆の店があります。当方が付き合っている店で在庫を減らし始めた店が数店(1軒ではないです)それぞれ店の都合もあるので批判するつもりはないです。在庫を減らすと売り上げは減りますが利益は増えるのです。最後は減らす在庫が無くなる筈。その時も売り上げは減り続けます。利益確保は在庫減らしが一番です。大きな店だともっと効果があります。長続きしないというのが僕の考えです。実際にそうなるかは「神のみぞ知る」です。お客さんは我儘で在庫は一杯おいてほしいと思っているのです。「そんな客 相手にしてられるかい」「こちとらも都合があるんじゃい」と言いたいのが店主店長。
消費税アップで税収が増えると財務省が考えていますがこれも判りません。麻生財務大臣は以前「消費税アップしても税収は増えなかった」と言っていました。理屈では増えるのです。今回は春闘終了で給料がほとんど上がらないのがはっきりしました。消費税は上ったのですから出費は増大。収入は変わらないのです。物価は上がるでしょう。どこかにしわ寄せが来ることに。どこに向かうかは判りません。税金アップは国民が嫌がる政策です。今回は計算が複雑。対応もまちまち。
税金アップで悲鳴を上げている業者が出ています。宅配便の値上げが原因。一律定額運賃だったのが計測しての運賃を採用し始めました。これで混乱が。今まで5~600円の一律運賃が正規運賃だと倍~3倍になってしまったのです。採算割れの業者が続出。無視できなくなっています。単価の低い商品だとみんな採算割れになっています。当方も今までクールで出したものも出せないくらいの運賃になりました。宅配便業者はこれだけで実収が倍以上に跳ね上がるでしょう。このままだとそうなってしまいます。これってお客の嫌がる事です。一般客はそうしているのですから「平等にしょう」と言うのも一理あります。宅配便を沢山出しているのは商店とか会社でしょう。ひょっとして8割以上が会社関係かも知れません。それを一般客と同様に扱うと言うのですから尋常ではないです。と僕は思うのですが。この会社は儲かっているのです。赤字経営の会社が「お願い」と言うのなら判るのですが逆なのです。「しょうがない。諦めるしか手はない」のでしょうか。新規運賃でも当方は優遇されている方です。それでも今までと同じ方法で出し続けると毎月3~5万円支払いアップになります。売り上げは下がるのに運賃がアップするのです。「こんなの許せん」と言う気持ちでいっぱいです。お客をいじめる商売が繁栄するとは考えにくいです。今まではよかってもこれからどうなるか判らないのが商売です。しっぺ返しをされるかも知れません。実際にそういう動きがもう出始めています。今は小さい動きですがだんだん大きくなっていくかも知れません。この時期に全く新しい発想の運送屋が出現することだってあるのです。「絶対に安心」なんて言っているととんだ目に合うのです。関西人はきっと僕と同じ気持ちでしょう。こんな時にいつも思い出すのはカビ博士の言葉「誰も解決出来ない問題を誰も考えつかない方法で解決する」です。今回の出来事も今までの発想と仕組みを作りかえるきっかけにしたいものです。宅配便については今もいろいろ情報を集めています。いい知恵がありましたらご一報を。クール便については苦慮しています。強い者 お上 独走の宅配便会社が弱い者いじめをする世の中になりそうです。