週間店長情報 トレハロースってなんや? 2022.05.16
毎週自然食品店を廻っています。福井との往復も20年以上続いています。行動が固定しています。面白いものがないか探しても行動がワンパターンだとなかなか面白い物はみつかりません。変わった物とか人 食品 建物 その他を探しています。スーパーにも時間があれば行きます。ほとんどは閉店間際。これだと変化がないので土日は夕方に行きます。閉店間際の店と夕方では何かが違うのです。閉店間際は値引き品が多いですが夕方は値引きされている商品はあまりありません。
親戚の人は閉店間際の値引き品 又は朝一番で特売品を狙ってスーパーに出かけていると聞きました。この人はお金に困っている人ではないです。それでも特売品を探しています。僕のような貧乏人は特売品を漁らないです。本当は逆なのにそうなりません。お金に無頓着な人が貧乏になるのです。「貧乏だから節約しな」と言われそうです。
変わった物、食べたことがない物には興味があります。食べてみないと判らないのが真実。買って見なければ判らないです。随分長い事1円玉が財布に満杯になっていましたが今は解消しました。買い物の仕方が変わったからです。半年前までは1円玉を眼の敵にしていました。
今回のトレハロース 今まで記事にしたことはないです。たまに聞かれる程度です。中には「これって安全なの」と問われる事もあります。「グレーです」と答えています。原料の安全性が担保できないと思うからです。いろいろな食品に使われています。「グレーです」と答えるだけでは済まない状態というか沢山の食品に使われているので無視できないと判断。作用効果についても調べた事がなかったので僕のお勉強として書き始めました。興味のない方はここで読了して下さい。
1832年ヴィガーズがライ麦の麦角から発見
1859年ベルテロが「ゾウムシが作るトレハマンナン」から分離してトレハロースと命名
トレハロースは海草 キノコ カニ いろいろな植物 微生物に天然に存在している物 寒冷地の動物には細胞内に多く含まれているといわれています。乾燥キノコには20%以上含有。
甘味料としては蔗糖の45%の甘さ 以下に特徴を。
酸 熱に強い。
水を引きつける力は強い。
デンプンの老化を抑制する。
スポンジ生地 餅 などに入れると柔らかい状態を長時間保つ。
たんぱく質の変性を抑制。果物の変色を防ぐ。
冷凍耐性を高める。
これらの特性から パン おにぎり 和洋菓子 餅 餅菓子 団子 生クリーム カスタードクリーム 冷凍食品 麺類 ごはん 肉魚の加工品 お惣菜に使われています。
料理には 御飯に入れるとふっくらと仕上がる
てんぷら粉に入れるとカリッと仕上がる
茶碗蒸しに入れるとすいりが少なくなる
コーヒー 紅茶に入れると マイルドに
まさに良い事尽くめのトレハロース これじゃ 沢山使われる筈です。安全であれば言う事なしです。WHOでは摂取制限必要なしの食品添加物となっています。
トレハロースの製造方法はデンプンを酵素処理して大量生産されています。デンプンはとうもろこし。輸入品です。遺伝子組み換え食品の疑いがあります。これだとグレーではなくブラックです。更にネットで調べると遺伝子組み換えでないトレハロースがあるらしい。販売されている物の大部分は遺伝子組み換えだと判断。遺伝子組み換えでないトレハロースを探す事になるかも。