週刊店長情報 ホウレンソウの毒だし 27 9 7
正食と操体法を知ってから35年以上になります。ここまでくると先人から習った事を全部鵜呑みにする事はないです。操体法では「足は親指、手は小指」この時小指側に力を入れるといいと説明していますがこれは行き過ぎだと見ています。手が上向きになるのです。体側側になるのがいい筈です。料理の時「足の位置は右利きではまな板に向かって右足を半足引く」と説明しています。今年のセミナー講師水島先生はまな板に向かって斜め45度に構えると説明。先生は筋電図で計ったと聞きました。操体法と逆のポジションになります。研究中です。斜め45度と言うのはキスをする時の角度です。「おめぇ 又 根拠のない事を」と言われそうですが。昔「新婚さんいらっしゃい」(今もやっているのかも)と言う番組で、東大京大卒夫婦が出演した事があります。二人ともまじめな人で旦那さんは東大工学部卒。そこでキスの角度を丹念に調べた結果「斜め45度」と結論づけたのです。試したい人は僕が相手になります。と言っても若くて可愛い人じゃないとイヤです。正食で「その季節 その土地で取れた物を食べていると健康」と言うのも?です。15年ぐらいは教えられた通りに自分の勉強会でも話していました。りんごの卸しを始めて不思議な事が毎年起きたのが始まりです。僕は無理に押し売りと言うか熱心な営業はしません。その為かどうか判りませんが毎年良く売れるのが10月と3月です。当時の僕は正食を信じていました。何年も続くと「何か違う理由があるのかも」と思い始めたのです。この時から「正食は完璧ではないのでは」と疑うようになりました。「何で3月4月にりんごが売れるんだろう」と自問自答。結果「りんごは冷えるから温かくなると身体が欲しくなる」と納得。りんごは人間の為に決実しているのではないし自然界は人間の為にあるのでもないのです。人間の都合のいいように自然は出来ていないのです。人間は手に入る物を自分達の都合のいい方法で調理して食べているにすぎないのです。温かくなれば冬に収穫したりんごでも身体が欲するのです。冬に収穫した物を冬に食べると良いのではないです。ついでに言えばその土地で取れる物ばかり食べるのもバツです。土地が肥沃であれば成り立ちますが大部分の土地は痩せているのです。もっと言えばミネラルの配合がいびつなのです。いびつだと人間もいびつに育つのです。痩せた土地にはいい作物は取れません。肥料を入れても微妙な成分の調節はできないのです。「地産地消」は鎖国と同じ結果になるのです。ちょっと脱線。自然食とか正食料理ではホウレンソウは使わないでしょう。理由は蓚酸が含まれているからです。これが体内に入るとニトロソ化合物になりこれが発がん性だと指摘。勉強会で習いましたし僕もしゃべってきました。これが「ホウレンソウの毒消し」の方法を知ったのですから驚きです。僕は30年以上ホウレンソウを買っていません。毛嫌いしていたのです。知るきっかけは先週の店長情報を書き終わって水島先生の本を読んでいた時です。本の内容は塩加減 火加減 切り方が主でしたが毒だしについて書いてある項目もあるのです。もやしと野菜炒めの毒だしは書いてあるのですが他の根菜類とかの毒だしはどうなっているか知りたかったのです。和食の本も注文、更に動画も検索クラウドなんちゃらと言うのを1つ購入。その横に「野菜の毒だし」というタイトルの動画を見つけたのですぐに購入。その中に「ホウレンソウの毒だし」があったのです。すぐに動画を試聴。見終わって「俺の30年はいったい何だったんだろう」と考えさせられました。簡単に蓚酸 硝酸 えぐみが取れる毒だしの方法が紹介されていたのです。僕と同じ「ホーレンソウ拒絶病」の人いませんか。「ホーレンソウさんごめんなさい」拒絶病の人はすぐに治ります。下のレシピが効きます。
低温の塩水を使ったホウレンソウの毒だし
水1リットルに対して0.9%の塩 ホウレンソウを浸し 弱火でゆっくりと40~45℃まで温めます。 火を止める 2分置く。歯ごたえを増す為にもう一度弱火にかけ、50℃まで温めます。火を止め、2分置いた後、ざるにあけて水気を切り、キッチンペーパーで水気をふき取ります。