週刊店長情報 稚児の舞 25 5 6
「ちからこぶ」昆布水の色について
物によって色が薄かったりしています。これについて製造者に聞いてみました。製造者は社長。ちからこぶは熱湯の中に昆布を入れたのちに火を止めないで1本ずつ充填するのですが始めと終わりと熱湯に浸かっている時間に違いが出てきます。素早くしてもどうしても色の濃淡が出ると言う事です。又蓋を締めても若干の隙間が出る事も判明。それで腐敗するか見ていますが今のところ腐敗カビは出ていないと言う事です。色については研究しています。同じ釜の物ですので成分に違いはありません。
有機ドライイースト取扱
オーガニックフォレストのドライイーストを在庫しようかと検討しています。
稚児の舞
室町時代の能楽師の「世阿弥家伝の書」の中に出てくる言葉です。これまでも紹介した事があります。初めに教えてくれたのは取り扱っている化粧品メーカーの社長。その時「原文は難しいので毎日必死で読むのではなく気が向いた時に一部だけ少しだけ読むといい」と教えてくれました。稚児の舞とは手だれ(熟練者)の舞より3歳の稚児の舞のほうが受けると言うのです。これを商売で置き換えてみると新規開店の店と言う事になります。既存店の方が品揃え 展示の仕方の方が優れているのが普通です。しかし新規開店の方が人気あるのです。ほどなくすると「開店人気」は終了します。そこからが勝負なのです。新規開店の店がここでも売れ続けると繁盛の仲間入りに。稚児の舞の新規開店の売り上げが自店の実力だと思ってしまうのです。「新規開店の時 沢山来てくれた。今はガラガラ。こんな筈じゃない」と言うのです。新規事業の場合も同じです。今までの店が新規部門に進出した場合です。ここでも勘違いが起きるのです。自分達の実力だと思ってしまうのです。信用の上に成り立っているのも事実ですが初めはそうではないのです。初めは「どんな店か」見に来ているのです。その時にお客さんは「この店はいける」とか「この品揃えでは続けて買いに来る事はない」と判断しているのです。新規ののお客さんの来店も同じです。お客さんは1回で判断します。「ウチの店は1回では判らない。最低でも3回はきて欲しい」とお店の店主は思っている筈ですがお客さんは1回で判断します。「もう1回来て判断しょう」と言うお客はいません。チャンスについて教えてくれた人は「チャンスは後ろっ禿げ」だと。「これはチャンスかも知れない」と考えて「どうだろうか」と判断して「これはチャンス 間違いない。つかもう」と捕まえようと手を出した時には禿げの部分になっているのです。「何回も来てくれ」とこちらが思ってもダメなのです。最善の注意が必要です。常連客を大切にしています。常連客は数字が読めるから。それと同じ事は新商品の紹介の場合です。新取扱商品の選定は誰でも最新の気を使っている筈です。長年店をしているとカンが働いて「これはいける」とか「これはダメ」と判断します。この判断の基準が問題です。気にいっている卸だとすぐに採用。そうでない卸だと不採用。当方はよくそんな場面に遭遇します。営業って気にいられると楽な筈です。僕はぶきっちょですし「よいしょ」もしません。営業として落第です。店主は商品をみないで僕を見ているのです。そうでなければ「破レバレ」とかはみんな扱っていてもいいのですがそうなっていません。1カ月50個以上売れる店も出ています。20個以上の店も増えています。あまり売れていない店もあります。大部分はこちらがつけた定価では「安すぎる」と言う事で300円以上に値付けした店です。新規取扱商品も「稚児の舞」なのです。取扱した時には売れてもだんだん売れなくなってしまう場合もあるのです。こんな時は「商品に力がある」場合と「力がない」とあるのです。新規開店 新規取扱 新規事業とかはみんな「稚児の舞」時期があることを知っておく必要があるのです。