週刊店長情報 雑草の生えない無農薬田 25 7 15
店長情報を何にしようか悩みました。「てんさい20年構想」先週の「コーヒーロトの続編」グリーンアイズからクレームが出る可能性があるかも知れないからです。メジャースプーンについて「おめぇ 何も知らんのやねぇ」と指摘されました。いずれ「コーヒーメーカーの選び方」というのを掲載予定なので「おわび」を入れることに。大手化粧品メーカー商品の不具合についても検討。長年化粧品と関わっているのでこれも何とか掲載したい内容。更に製薬会社のデータ改ざんについての話。薬については浜六郎先生の「薬のチェック」を定期購読しています。この本は宣伝広告皆無の本で保存版。関心のある方は「薬のチェックバックナンバー」とネットで検索すると出てくる筈。暑いさなかです。ちょっとの時間本屋に。ぶらぶらというか面白そうな物を物色。本屋の正面には近藤先生の本が。近藤先生に講演依頼をした事があります。なしのつぶて。取引のある越前市の漢方薬局に聞くと「先生は幽閉状態にある」又「先生と大学で立ち話をするだけで出世が出来なくなる」と言うのです。彼は近藤先生の薬剤処方の.間違いを指摘。その返答の手紙を見せてもらいました。近藤先生には手紙 ファックス 電話で講演依頼をしましたが全く返答がありません。「先生にファックスを渡します」と言ってくれたのですが返事はなかったです。数回続けました。結局諦めることに。本屋では当方のセミナー講師の本も沢山あります。関係している操体の著者の大部分は顔見知りです。「てんさい20年構想」でいこうかとほとんど決定状態でしたが本屋で見つけた1冊で心変わり。僕って結構尻軽?
無農薬米の生産者は沢山います。無堆肥不耕起と言うのもあります。近くにそういうお百姓さんがいます。知り合いです。というか僕のメンバーの知り合い。彼女が米とか野菜を買っていました。更に当方のアパートに住んでいる老婦人も買っていました。彼女は生活保護をもらっている人です。「こんな人に売るなんてひどい奴」と言いたいくらい高額なのです。当方が間に入るとべらぼうな価格になる為「ご遠慮」状態。メンバーの女性は一人暮らし。今は僕から米を買っています。無堆肥不耕起栽培野菜に注目した事があります。20年以上前ですが奈良県の川口由一さんに直接電話で「野菜生産者を紹介して欲しい。販売したい」と持ちかけた事があります。その時は「売るような生産者はいない」とすげない返事。今は有名になっています。先日もその筋の女性と話をしましたが本業は別にある中での稲作農家。20年前ボラン広場代表の狩野さんと話をした事があります。彼は「まず生活出来ないと」と言う事で入社試験はリヤカーに野菜一杯積んで「どんな事をしても売ってこい」売ってきたら採用。判り易い。生活が出来るかどうかが大切だと痛感。運動でもそうですが食えないではしょうがないです。学生ではないのですから。そこで出会った本の名前が「ロジカルな担保(たんぼ)」松下明弘。大規模有機米生産者も雑草にてこずっているとみています。除草は中耕機による方式だと聞きました。これが結構大変。これがなければ米生産農家はいっぺんに極楽の筈。それが除草をしないでも雑草が生えない農法だというのです。本は雑草が生えるメカニズムと対策について書いてあります。読めば誰でも理解できます。無農薬ですが肥料は使います。不耕起栽培も挑戦したのですが合わなかったと。理由は「不耕起栽培は沼地で出来る農法」で彼の静岡県の藤枝地区はザル田で水がすぐに無くなってしまうので不向きだというのです。酒米の山田錦も作っています。有機JASも取得しています。見学者がバスで来たり酒造メーカーの関係者が見学に来たりするそうです。栽培方法とかは全部公開していると書いてあります。一般のお客には10キロ4900円で販売。後はお米屋さんとか日本酒メーカーに卸しているのです。全部で9町以上の生産です。収量は反7俵ぐらい。これだと食える筈です。稲作専業。趣味「稲作」特技「稲作」美味しいお米についても理論的に書いてあります。こんな楽しいお米生産農家の本を読んだのは初めてです。29歳から専業になった人です。出版社は日本経済新聞社。