週間店長情報 障害者時給日本一作業所 29 11 13
お知らせ
エコなコンニャク 賞味期限延長 1ヶ月を3ヶ月に。
釜揚げしらす 休止 不漁のため一時中止。今週入荷も?再開時期未定。
米粉たこ焼き 吉野コスモス会の冷凍アイテム 米粉たこ焼き6個入り 税込み290円
障害者時給日本一作業所 吉野コスモス 訪問 訪問日は3週間前
数回見学のお願いしましたが両方の都合が合わずに今回になってしまいました。和歌山へ車で何回も行ったことが有るので和歌山より近い吉野ならそんなに時間はかからないだろうとタカをくくっていました。橿原に着いたころから怪しくなりました。今まで通ったことがない道を通る事に。30分位で着く筈でしたが着きません。電話しても現在地が相手に判らない模様。担当者は地元の人でなかったのです。息子にもらった10年以上前に買ったというナビがその時だけ不調。着くまで悪戦苦闘。その間 数店から、問合せと「注文したのに着いていない」と。こんな時に限って。ようやく目的地の近くの駅に到着。迎えに来てくれました。ついていくとビックリ。絶壁を下るような坂道。「怖いよう」山の上に事務所があった「ばんじろう村」を思い出します。かなりの急角度でした。下りた所に吉野コスモス会「ウイル」工場があります。担当者は「時間がないのですぐに工場案内します」と言っても中に入れません「検便実施した人しか入れません」完全無菌の製造現場です。ガラス越しで中の様子を見学して説明を聞きました。中には20人ぐらい。健常者は3人だと。大部分が身体障害者だとは思えません。担当者の話では作業工程を細かく分解してそれぞれの障害の程度に合わせて作業出来るように工夫している。チームは5チームくらい。真ん中に椅子で作業している人達のテーブルがあります。歩行困難者の模様。障害者も単純な作業だと出来ることが沢山あるらしい。ここでは「出来るだけでいい」「期限は言わない」はないのです。期限を決めないで出来るだけでいいと言うのは甘えにすきないと言います。障害者を催促なし作業をさせているのは管理する人たちの都合。全国の作業所の95%は補助金で運営され障害者にまともな仕事をさせていないのが現実だと。責任は管理するほうにあるのです。大部分の作業所は補助金で売れない?商品を作って「お涙ちょうだい」で販売しているのです。設備はどこも立派です。ここの担当者は長崎生まれで元ホテルマン。「何でホテルと障害者が結びつくの」と言うと「ホテルって土日以外は閑散。作業所に声をかけてホテルでの宿泊プランを実施。障害者にホテルでのランチ ディナーのマナーを教えていました。その時障害者に時給を聞いた事がきっかけです。時給50円とか100円と言うのです。それでは生活が出来ない筈とショック。こんなのおかしい何とかしたい」とここに就職したと。50円100円は僕の弟子の心的障害者だという人の日給500円と同じです。人間の尊厳と言うものはないです。「バカにするな」と言いたいです。単純作業を組み合わせて仕事をさせれば社会の役に立つのです。ここでは一律時給450円。これを最低賃金並み(780円)に上げたいと言うのです。ねば塾を思い出します。補助金なしの作業所です。吉野コスモス会は補助金をもっています。補助金で瞬間冷凍設備を買ったのです。毎日使われています。作業所が設備を補助金で買っているのを知っています。大部分は宝の持ち腐れ。ここで一番人気は寿司。生物を生産するのは難しいのとある程度まとまった製造数でないと作業効率も悪い。おせち料理も作っていました。スタッフの中に和食店をしていた人がいることから作ることに。担当者は「彼らは僕の顔を見ると仕事が出来るようになったから時給を上げてくれとしょっちゅう言います」普通の人と同じです。僕は作業所に偏見を持っていました。「税金泥棒」だと。ねば塾のような作業所はないと固く信じていました。ねば塾以上の作業所でした。障害者時給日本一だと言うのですから。こんな作業所が沢山出来ると僕の偏見はなくなりそうです。そうなって欲しい。補助金も有効有用。