週間店長情報 納品代行案 30 12 17
「問屋とおできは大きくなったら潰れる」と言われています。先人たちが見てきた現実です。
現在に当てはめるとどうでしょうか。一般的な問屋は吸収合併が続いているように思えます。設備投資にお金がかかるから合併によって対応しようとしているのです。問屋の機能はメーカーから商品を調達して納品することでしょう。納品は直接訪問して納品と配送業者に委託しての納品があります。発注方法も昔は電話注文でしたが今はメールファックスがほとんど。
当方は毎週40~50軒の店を訪問して納品しています。荷造りしての直送も毎週数軒。更にスポット注文 毎月注文してくる店とか宅配業者もあります。福井県の店も別に訪問しています。
売上げを伸ばすためには日日の営業以外に新店開拓 新規取扱品の投入が必要です。新店開拓は年に数軒が現実 難しいです。新規取扱商品を増やす事は簡単です。皆さんの店にたまにしかこないメーカー問屋に話をすればいいのです。話をすれば「お願いしたい」と言うのがありそうです。
取扱品を増やし続けると売上げと在庫が増え続けます。取扱商品アイテムが2倍になると売上げは2倍にはなりません。これは今までの経験から言えます。取り扱いアイテムが増えると作業量も増えます。これが効率悪化の原因になり「大きくなると潰れる」となるのでしょう。
数年前ですが○ソーの営業に「毎月何軒廻っているの」と聞いたことがあります。答えは「40軒ほどです。これ以上は廻れません」でした。当方はその時40軒以上毎週訪問配送していたのです。彼の話だと「出るまでに時間がかかる」と言います。朝にミーティングがあったりします。お客様からの電話も結構あるのです。其の処理だけですぐに1時間ぐらいは経ってしまうのです。営業がやる気が無いのではないです。雑用が多すぎるのです。会社って大変です。
「じゃあ あんたは 何にもないんかい」と言われそうです。会議がないです。用件は携帯にかかってきますがほとんど即答。上司がいないので決済とかの必要もないです。新規取扱いアイテムの決定もいたって簡単。「稟議を通して」と言うのもないです。
皆さんのお店のお役に立つ事を考えているのです。当方が取扱いアイテムを増やすのも一つの方法ですがこれは限界があります。今のままで何かお役に立てればと思って考えたのが納品代行。
店の取引先はいろいろです。毎週納品 隔週納品業者があります。月に1回ぐらい営業が訪問してくれる業者もあります。当方のような業者は少数派。みんな効率を考えているのです。営業は沢山買ってくれる店に行きたがります。ネット販売とか宅配業者 生協に卸は営業をかけています。数字が大きいから。そこでは別の競合があるのも事実。いいことばかりではないのです。
皆さんの店に行きたくても行けないメーカー問屋の納品代行を考えました。メーカー問屋は注文をもらっても「ロットは○○これ以下だと送料がかかります」というのが一般的。店としては「沢山はいらない」のです。小売って「一品から仕入れて一品ずつ売る」のが本来の姿。問屋はそれをサポートするのが仕事です。現実は配送にお金がかかります。直接訪問しての納品も「費用対効果」で出来ない事も多い筈です。「納品したくても出来ない」のが現実。
そこで小額小品を当方が納品代行するという案です。当方が仕入れて卸すのではなく納品だけ。業者発行の受領書と領収書を渡すだけ。手数料は1回324円。代引き手数料ぐらいで納品しようというのです。1軒だけならたいした事ないですが数軒あればメリットありでしよう。簡素な荷造りでOK。当方までどういう風に納品されるか又は当方が取りに行くかはケースバイケース。
月に一度取引店に注文の電話をかけ「1個でも納品します。ナカショウ便で」とやれば訪問しなくても営業できるのです。数社に便を利用してもらえれば当方は配送料だけ儲かります。当方の取引の無い店の場合でも配達エリアであればOK。これだと皆さんと業者に双方メリットがありそう。クロネコなどの配送業者の仕事を横取り(インターセプト)してしまう納品代行案です。