週刊店長情報 糖質制限食は避難食 25 5 20
糖質制限食については京都高尾病院の江部先生が有名です。糖質制限食について知ったのは「糖尿病はお米ではなくステーキを食べなさい」と言う本。その本で糖尿病専門医がいる事を知りました。各県に1人いないらしい。糖尿病にはステージがあって何でも十羽ひとからげには出来ないとも。当方は操体法と正食と関わって30年以上です。正食より操体法の方が自分の性分に合っています。そこでは歯の構成によって食べ物の割合を提案しています。前歯は野菜を食べる歯8本 糸切り歯は肉を食べる歯4本 臼歯は穀采食を食べる歯20本今は16本。というのは「親知らず」が生えてこない子供が増えているからです。その割合で食事をするのがベターだと長年話をしています。糖質制限食を提案している江部先生とか寄生虫の藤田先生は「古代人類はいつも餌がないのでいつも腹ペコ状態だった」と言うのです。穀類はズーと後に発見されたものでそれまではいつも食べ物に困っていたと言う説。これだと長年伝えてきた事が間違いだと言う事になります。それにしても変です。臼歯は穀物というか硬い物を食べるのに適している歯です。これが古代人の歯は20本あるのです。もし肉食ばっかりしていたのならのこぎり歯が沢山ある筈です。実際そうなっていません。肉食動物は前歯がのこぎり歯になっていますし臼歯はありません。草食動物の歯は門歯ばかり。野菜を咬み切るのに適しています。糖質制限食は結果として肉食動物食が元々の人間の食事だと言っているのと同じです。この食事だと膵臓からインスリンに分泌が少なくても大丈夫。糖質さえ食べなければ糖尿病にならないのです。非常に判り易い論理です。尊敬する藤田先生も言っているので間違いはなさそうといいたいです。自然に間違いはないと思いたい僕です。太古人類の祖先はそんなにひもじい日々を過ごしていたか検討する必要がありそうです。原人はいつも食べ物に窮していたと言う各先生方の指摘は間違っているかもしれません。実際彼らは食べ物がたらふく食べられた場所に住んでいたとも考えられます。ウソでしょうと言われるかも知れません。考えてみればすぐに答えがでます。彼らは住みにくい場所に住んでなかったのです。住みやすい場所は雨のよく降る熱帯地区とか亜熱帯地区です。簡単に言えば常夏又は常春の地区です。ツンドラ地帯とか日本の北海道には誰も住まなかったのです。常夏の地区では食べ物は豊富。彼らは毎日遊んでいたのです。海にいた場合は魚を食べて腹を満腹。山で腹がへれば果実とかを食べたのです。空腹と言う概念はなかったのです。山で動物を仕留めて食べる場合もあったでしょう。基礎調味料とか香辛料はありません。そのまま調理とかもしなかったでしょう。たまに焼いて食べる事も。大部分はそのまま食。現代人が考える生き方をしていないのです。なんで臼歯が沢山あるのかを検討すると類推出来ます。美味しい物は糖質です。果実も美味しいですが腹もちがいいのは堅果類。又はその幹とか根に糖質が多いのです。それをかじるだけではなく臼歯ですりきったのでしょう。その為臼歯が多くなったのです。今の人間の味覚とはかなり違っているのです。我々の味覚とか生活から彼らを見てはいけないのです。しかも原人のあごは立派なのです。今の人よりはるかにあごを使っていたのです。肉を主食にしたと言う江部先生とか藤田先生とは違う生活をしていたのが人類の初期に人間だというのが僕の説。大先生はみんな自分達 自分達世代が人類最高だと思っている節があります。本当は逆かも知れないのです。彼らは一日中遊んで暮らしていたのです。生活の仕方についての異論は別にして糖質制限食を続けたとして膵臓の働きは回復するでしょうか。これも疑問です。少しは負担が少なくなって回復する可能性がありますが元の状態まで回復する事はなさそうです。これは一時避難の食事だと位置づけるといいとみています。この次のステージの食事の仕方が必要だと見ています。これは玄米食が有効だとみています。更に言えば糖質制限食は腎機能に負担をかける事になりそう。この場合はたんぱく質制限食が有効だと言われています。逆の事が起きる可能性大なのでは。そうなった人の事は来週に。