週刊店長情報 九州自然食協同組合フェアー続き 25 9 23
今回関心があったのは件の会社の課長の話です。スリランカでの人材派遣のやり方。勉強の出来る現地の若者を人材派遣会社が金を払って大学に入れて卒業させ職業訓練して会社に派遣すると仕事。現地の大学ですから日本とは大分安いです。これって国に貢献する仕事に見えませんか。本来なら国が金を出すところです。昔の日本だと篤志家という人達がした事です。篤志家は後で何か利益が出る訳ではなかったのです。利益を期待しないで金を出す事は難しいです。スリランカではそこまでいっていないのでしょう。金持ちがいてもこう言う人とか会社が金を出す土壌が無いのかもしれません。中国でも沢山の金持ちが出来ましたが「世の為人の為」に金を使う人がいるのを聞いた事はないです。中国人は「儲かる」と判った時だけ手を出すのでしよう。この会社のやり方は時間がかかりすぎるのです。「ジーと待つのだ」では大部分の会社は待ちきれないのです。米国人だとうまくいった会社を丸ごと買収してしまう事でしょう。この会社日本でも全国に支店があります。大阪にもあります。この会社の作った石けんはスリランカに仕事を作って雇用を作りだす物としての位置づけだと聞きました。スリランカにはいろいろな物があるがこれを加工したりして販売に結び付ける仕事を政府から要請されていると言うのです。現地人の雇用を生み出す仕事です。その為スリランカからの輸出には関税は免除。日本に輸入するときの関税はかかるらしい。魚もしらすうなぎも沢山あるがうなぎのほうは今日本の商社が動き始めたらしい。サファイヤとか宝石も取れるがこちらは中国人が。サファイヤとかの宝石は土壌が肥沃なところの地層から発掘されると聞きました。まだまだ商材がありそうです。でも「言葉が通じない」というと「通訳をつけます」と。魚は本当に沢山取れるらしい。でも設備がない為全部腐らせているのです。蒲鉾は魚が腐るので考えられた物です。すり身ならすぐに出来るでしょう。日本で高くなったすり身をここで調達するとびっくりするぐらい安く仕入れられるかもしれません。「日本から設備のある船を持ってきて魚を取る方がいいかも」とも言われました。タコも沢山取れるが現地の人は食べないらしい。これも有効かも。日本人はたこが好きな国民です。今はモーリタニアとかから入っていますがスリランカだと輸入するにしてもモーリタニアよりは近いし価格もきっとリーズナブル。日本の水産業界がいずれ眼を付けるでしょう。一番簡単な方法は港に冷蔵設備を完備すればいいのです。めぼしい物は中国とかが全部持って行ってしまっているのが現状だとか。可能性のある物は農産物。紅茶は有名ですがこれも決まったルートが確立しています。今までにない商材を見つけるといいのです。農産物としてではなく今は現地の人がいつも食べている物の中に可能性のある物が。ナッツの一種に興味が。現地ではナッツを収穫していますがその果実が甘くておいしいと課長。果実は自然乾燥して輸出が出来そうです。あまり手間がかからない加工と収穫が容易な事が一番です。薬草も沢山ありそうです。これは一歩間違うと「麻薬」になる可能性もあるのでお奨めできません。やっぱり果物かなぁと思ってしまいました。日本にまだ輸入されていないものが有効です。これがフェアートレードで輸入されれば扱ってくれるところが出てきそうです。「ところでビールはあるの」と聞くと「あります」と返事「でも冷えてないでしょう」と聞くと「いや冷えています。美味しいです」飲んでみたい物です。「所持品として日本に持ち込み可能」らしい。石けんは九自協のフェアーでは苦戦でしたが可能性が一杯ある話です。しかもまだ誰も手をつけていないものがわんさかありそうです。誰かツアーを組んで現地にいくと良いでしょう。コーデネーターは件の会社が引き受ける筈。案内もしてくれるでしよう。通訳付きでいけば何とかなりそうです。題して「スリランカ宝探しツアー」現地の人の生活を体験して売れそうなものを探すツアーです。現地の事を良く知っている人に案内されるとツアーの楽しみは倍増します。ついでに言えば現地の人と交流のある人なら更にグッドです。ツアーに僕が助手で便乗なんて事になると無料でいけるかも。と甘い考えの中橋